乗り替わり組が強い安田記念

2017年05月30日(火) 12:00


◆特に複穴は乗り替わり組から出ることが多い

 先週のダービーはルメール騎手騎乗のレイデオロが勝利。デビュー以来すべてのレースでコンビを組んでいる人馬の優勝となった。

 ダービーは前走と同じ騎手が乗っている馬が強く、1986年以降で見ても前走と違う騎手が乗っていた馬は今年を含めて[0-9-8-160]。前走と異なる騎手が乗っていたダービー馬というと、1985年のシリウスシンボリ(加藤和宏→若葉賞だけ岡部幸雄→加藤和宏)、1960年のコダマ(栗田勝でデビュー→4〜6戦目に騎乗した渡辺正人で皐月賞優勝→栗田勝でダービー優勝)まで遡る。あとは54年ゴールデンウエーブ(蛯名武五郎→岩下密政)、36年トクマサ(岩佐宗五郎→伊藤正四郎)、34年フレーモア(二本柳勇→大久保亀治)と全部で5例しかない。うち2例は戦前だ。

 それだけチャンスのある馬は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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