【今月の喜怒哀楽】2000勝達成『驚きと感動と涙のサプライズパーティー』

2017年07月25日(火) 18:01

祐言実行

▲7月15日に中央では史上8人目となる通算2000勝を達成!

応援してくれている人たちの愛を感じることができた

 96年3月にデビューして、21年4カ月。7月15日・中京8R(3歳500万下・キセキ)で、勝ち星を2000勝の大台に乗せることができた。

 ゴールの瞬間、そしてその後のウィナーズサークルでは、自分が思いもしなかった万雷の拍手で迎えていただき、改めて応援してくれている人たちの愛を感じることができた。

 この場を借りて、本当にありがとうございました。

 翌日曜日の夜は、お祝いがてら家族3人で食事に行くことに。「焼肉を食べに行く」という話だったのに、妻も娘も妙に小奇麗な格好をしていて、「なんかヘンだな…」とは思っていたのだが…。店に入った瞬間、「祐一さん、2000勝おめでとうございます!」という大勢の声が。自分が知らないあいだに、サプライズパーティーが企画されていたのだ。

 本当に驚いたし、まるで自分のことのように喜んでくれているみんなを目の当たりにし、このたくさんの笑顔こそ、自分が今、この仕事を続けている大きな要因のひとつだと感じた。それは、拍手で迎えてくれたファンも同じだ。自己満足のためだけでは、きっとここまで続けてこられなかったと思う。自分と同じように、時に自分以上に喜んでくれる人々の存在が、“ジョッキー・福永祐一”の大きなモチベーションになっていることに改めて気づいた週末だった。

祐言実行

▲秘密裏に準備が進められていたサプライズパーティーに感動

祐言実行

▲福永騎手の似顔絵が描かれたケーキの用意も

 そのサプライズパーティーには、ビデオメッセージも届けられていて、その最後に登場したのが・・・

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祐言実行とは

2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

福永祐一

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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