【勝ち星同期トップ】武藤雅騎手(2)『“感謝しかありません”師匠・水野貴広調教師の育成論』

2017年08月16日(水) 18:01

キシュトーーク

「先生には本当に感謝の気持ちしかありません」と語る武藤雅騎手

現在、同期トップの勝利数を誇る武藤騎手。しかし、目を見張るのはその数字だけではありません。既に200鞍を超える騎乗数、そして50厩舎という騎乗厩舎数も同期トップなんです。新人騎手として恵まれた環境が整っているのは、師匠である水野調教師の育成方針の賜物。元騎手でもある師匠から、武藤騎手はどんなことを学んでいるのでしょうか。

(取材・文/森カオル)


父の厩舎でも早く勝ちたいです

──ドウカンヤマで7勝目を挙げたレースには、武藤騎手の手綱で勝った自厩舎のカネトシユキミも出走していましたよね。これは、先生が他厩舎の騎乗を優先してくださったんですか?

武藤 そうですね。ドウカンヤマが4着だったときに、次も乗せていただけることになっていたんです。ユキミも同じレースを使うことはわかっていたんですけど、水野先生が「ドウカンヤマに乗りなさい」と、譲ってくださった感じです。

──その結果、勝ったわけですから、先生に感謝ですね。

武藤 はい。本当にもう、いつも僕のことを考えてくださっていて。他厩舎の馬に乗っているときも、レース後は一緒にパトロールビデオを見て、いろいろアドバイスをしてくれるんです。元ジョッキーですから、同じ目線で解説してくださるので、毎レース毎レース、勉強になることばかりです。普段から厳しい先生ですが、厳しくしてくださるということは、それだけ僕のことを見てくださっているということだと思うので、先生には本当に感謝の気持ちしかありません。

──師匠の厳しさは愛情の裏返しですからね。ちなみに、お父さま(武藤善則師)からも、いろいろとアドバイスがあるのでは?

武藤 もちろん、武藤厩舎の馬に乗ったときは、指示やアドバイスなどがありますが・・・

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