【300勝達成】武士沢友治騎手(4)『知られざる……ジョッキー・武士沢友治の真実』

2017年08月28日(月) 12:01

おじゃ馬します!

▲武士沢騎手のインタビュー最終回「ブッシーファンのあいだで囁かれている弱点」とは?

読者からの質問を通じて武士沢騎手の魅力に迫ってきたインタビューも、今回が最終回。最後のテーマは『ジョッキー・武士沢友治の真実』です。競馬の前にやっているという激ムズなルーティンから、自分で思う短所とブッシーファンのあいだで囁かれている弱点、一番真剣に辞めることを考えた時…など、まだまだ出てくる武士沢騎手の“深み”を余すところなくご紹介します。(取材:赤見千尋)


(前回のつづき)

トウショウナイトの存在が今でも大きい

赤見 最後のテーマは、『ジョッキー・武士沢友治の真実』です。ゆる〜い質問から真面目な質問まで、いくつかご紹介していきたいと思います。まずはですね、「レースに騎乗するにあたって、なにかルーティンはありますか? (中目黒さん)」。

武士沢 えーとね、こうやって(下記画像を参照)指を回すこと。

おじゃ馬します!

赤見 えっ? どこでやってるんですか?

武士沢 パドックで待っているときに。ルーティンというより、もう癖だよね。親指だけじゃなく、全部の指を回す。

赤見 あ、親指だけじゃないんですね。これ、意外と難しい!

武士沢 でしょ? 僕がこれをやってると、周りのジョッキーたちも同じようにやろうとするんだけど、みんな「親指以外はできねーよ!」って(笑)。これはね、関節の動きをほぐすのにいいって聞いたんだよね。けっこう前から暇さえあればやってるかも。

赤見 なんか、涼しい顔してグルグル回しているのが面白い!

武士沢 パドックに出ていく前は大抵やってます。立っている位置によっては、ファンからも見えるかも。

赤見 ファンもグルグルやり出したりして〜。

武士沢 それはダメ! ファンのみなさん、僕が集中できなくなりますので、くれぐれも真似しないでくださいね(笑)。

赤見 はい、そこはしっかり書いておきます(笑)。続いては、「武士沢さんの競馬を見ていると、とても楽しそうに乗っているように見えます。勝負の世界ですから結果はもちろん大切ですが、どんなレースであっても、やはり馬に乗ることは楽しいですか? (しおりーなさん)」。・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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