福永騎手・戸崎騎手・川田騎手・浜中騎手が『StarHorse3』でガチ対決!/後編

2017年09月14日(木) 18:00

■総合優勝に輝くのはどの騎手!?

戸崎騎手の愛馬が有馬記念を勝利!…するも?

 2レース目はチャンピオンズC。川田騎手が愛馬ティナを出走させ、単勝5.5倍の2番人気に。が、結果は3着まで。勝ったのは、ゲーム内の戸崎騎手が騎乗したモーニンであった。するとすかさず、「自分が乗るよりゲームのほうが巧いな(笑)」と、戸崎騎手が自虐に走り、会場がドッと沸く。「けっこう荒れるんやね」と、福永騎手からはため息が漏れた。

 続くレースはチャレンジC。この時点で、福永騎手と戸崎騎手は約4万5000枚、川田騎手は4万9000枚と、前のレースでだいぶ大きく張ったよう。ここには福永騎手の愛馬アルティメットワンが出走。しかも、単勝3.9倍の1番人気だ。レースは、中団追走から直線もよく伸び、勝ったかに思われたが、惜しくも2着! これには福永騎手も「やっぱ2着が多いわ」と苦笑い。

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▲福永騎手「やっぱ2着が多いわ(苦笑)」

 なかなか馬券のヒットが出ず、この時点で初期クレジットの5万枚を超えているプレイヤーはゼロ。「全然当たらないよ〜」と、もはや戸崎騎手は半泣き状態であった。

 4レース目は香港マイル。ゲーム内で川田騎手が騎乗するサトノアラジンが2番人気に支持されていた。すると、「(香港は)馬場が合わない」と川田騎手。これに対し、「将雅、ゲームの中のお前のほうが巧いから大丈夫」と戸崎騎手からの突っ込みが(笑)。レースとレースのあいだで、ちょいちょいこうしたミニコントが展開され、トップジョッキーたちの仲の良さが垣間見れた。

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▲戸崎騎手から強烈なアドバイスを受ける川田騎手

 レースに目を移すと、サトノアラジンは後方から。「実際の僕の競馬とほぼ一緒です」と川田騎手。直線も、現実の競馬のように後方からグングン差を詰めるが、惜しくも3着! すると、「当たった!」という戸崎騎手の声が。なんとスーパージャックポットで5090枚を獲得!

 半分の4レースが終わった時点で、川田騎手が約4万枚、福永騎手が約3万7000枚、戸崎騎手と浜中騎手が約3万5000枚という途中経過に。5万枚スタートゆえ、全員がマイナス…。競馬ファンの痛みをいよいよ実感!?

 折り返し地点を迎え、サイドやライドといった『SH3』オリジナル馬券での勝負を駆使し始めた4騎手。ちなみに、ライドとは前ゲームのウィンをそのままベットできる転がし馬券で、ペイアウト率100%というお得感満載の馬券。サイドとは、そのレースに限り、早い者勝ちでベットした馬の馬主になれる馬券で、3着以内に入ると的中となる。

 実際、5レース目の香港Cでは、福永騎手がサイドで奪取したモーリスが見事に勝利。「香港は負けられない」という福永騎手に、この日初めてガッツポーズが飛び出した。この的中により1万枚を獲得。計4万7000枚となり、一気にトップに躍り出た。これを機に、サイドの奪い合いが激化。残り3レースということで、各自大量ベットで勝負に出たが、大きな差は生まれないまま、最終戦・有馬記念へ。

 有馬記念は、イベントの決まりとして、各自育成馬をエントリー。4人の中の順位に応じて、1位10万枚、2位3万枚、3位1万枚のボーナスクレジットが獲得できる。1番人気は浜中騎手のスグルドントイケ、2番人気は福永騎手のアルティメットワン、3番人気は戸崎騎手のケイタマン、4番人気が川田騎手のティナと、4騎手の育成馬が上位人気を独占する形に。ちなみに浜中騎手、ゲーム内の自分に騎乗依頼をしたところ断られ、スグルドントイケの鞍上は横山典弘騎手に(ゲーム内の浜中騎手はミッキークイーンに騎乗)。そのほか3騎手は、自身の育成馬に騎乗しての参戦となった。

 それぞれの馬券をチェックすると、サイド2点勝負で逃げ切りを図る福永騎手に対し、ほか3名が3連単などで2万、3万の大量ベット。いよいよこの一戦で勝負が決まる!

 各自の育成馬が団子状態で進むなか、4コーナー手前で横山典弘騎手騎乗のスグルドントイケが先頭に。直線に入り、グングン差を広げるスグルドントイケ、そこに外から迫るのがケイタマン! 「そのまま!」「差せ!」という叫び声が響き渡るなか、ケイタマンがゴール直前に並ぶ間もなく差し切り、「よしッ!」という絶叫とともに、戸崎騎手が何度も両手を突き上げた。

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▲自身の愛馬に騎乗し有馬記念を勝利! 何度も両手を突き上げる戸崎騎手

 結果は、ゴール直前に入れ替わった人気薄ヤマカツエースが2着、スグルドントイケが3着、アルティメットワンが4着、ティナが8着。10万枚のボーナスクレジットを獲得し、歓喜に沸く戸崎騎手だったが…、大画面に映し出されたのは、「ULTIMATE JACKPOT 201,376枚」という文字!

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▲大画面に映し出された「ULTIMATE JACKPOT 201,376枚」という文字を目にし…

 呆然とする戸崎騎手、「なにそれ!」と驚きを隠せない福永騎手と川田騎手を前に、悠々と立ち上がったのは、なんと浜中騎手! 自分の馬が負けたときを考えて、自分以外の3人の育成馬に大量ベット、ケイタマンの単複、そして3連単を見事に的中していたのだ。『StarHorse』上級者、恐るべし! 「せこいわ〜」という川田騎手の嘆きをよそに、笑顔でギャラリーに手を振る浜中騎手であった。

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▲浜中騎手が本領発揮!後ろを振り返り、してやったりの表情

 最終的な結果は以下の通り。

1位 浜中騎手 23万4632枚(5pt)
2位 戸崎騎手 11万7976枚(3pt)
3位 福永騎手 5358枚(2pt)
4位 川田騎手 1386枚(1pt)

『SHP』イベントとのポイント合計で、福永騎手と浜中騎手が7ptで1位タイとなり、同数となった場合は、ゲームセンターイベントの勝者が優勝とのルールのもと、浜中騎手が輝くトロフィーを手にしたのだった。

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▲トロフィー片手に笑顔の浜中騎手

【イベントを終えて】

1位 浜中俊騎手

『StarHorse』経験者ということで、少し大人気なかったかもしれませんが(笑)、先輩方も楽しめて、最後は僕が笑うという最高のシナリオになりました。ひとつ悔いが残るのは、有馬記念で“浜中俊”に騎乗依頼を断られたこと(笑)。また、ゲームセンターに行って、改めて騎乗依頼をしたいと思います!

2位 戸崎圭太騎手

ケイタマンが牝馬だということは途中で知りましたが(笑)、せっかく自分が育成した馬に自分が騎乗して有馬記念を勝てたのに…。すごくうれしかったんですけど、結果的に馬券で負けてしまってガッカリしました。このゲーム自体は、本当にリアルで繊細。周りの景色なども含めた競馬場の再現力に驚きました。普段はゲームをやらない僕でも十分に楽しめましたし、ファンのみなさんもぜひゲームセンターで楽しんでください。

3位 福永祐一騎手

普段は馬券を買うことができない立場ではありますが、このゲームを通して、お客さんの気持ちが体感できました。自分が賭けている馬が、最後にハナ差でかわす感覚など、改めて競馬の持つ大きな醍醐味だなと思いましたね。ひとつ悔いが残るのは、やっぱり有馬記念はルメールを乗せておけばよかったなと(笑)。非常によく競馬を再現したゲームだと思いますので、今度はプライベートでもやってみたいなと思います。

4位 川田将雅騎手

最初は調子が良かったんですけどねぇ…。最後は俊に圧倒的な差を見せつけられる結果となりました。これからも、実際の競馬と同時に、ゲームセンターでも競馬の迫力を楽しんでいただければと思います。

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▲今回のイベントは浜中騎手の優勝で幕を閉じた


■『StarHorse3』公式サイト:http://starhorse.sega.jp/sh3/ ■『StarHorsePocket』公式サイト:http://starhorse.sega.jp/shpocket/

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