「僕が悪い」─今年三度目の騎乗停止処分を受けて

2017年10月10日(火) 18:01

今年、三度目となる騎乗停止──。10月7日・東京11R・サウジアラビアRC(ボウルズ10着)で、開催6日間の騎乗停止処分を受けてしまった小牧騎手。さすがに心が折れてしまったのでは…と心配になりましたが、「僕が悪い。受け止めるしかない」とキッパリ。3日間開催を終えた現在の心境を語ってくれました。(取材・文/不破由妃子)

※バースデー企画の続編は、来週以降に掲載させていただきます。


前に乗っ掛かりそうで、咄嗟に逃げてしまった

──今年三度目の騎乗停止となってしまいました。累積とはいえ、今回のケースで開催6日間は重いような…。

小牧 多少、不運なところはあったけど…、もうなってしまったものはしょうがない。なんせ江田くんの馬(メルムサール16着)は躓いてしまっているからね。それに、実際動いたのは僕。動いたというか、逃げたんですわ。引っ掛かってどうしようもなかったとはいえ、動いた自覚は当然あるから。

──スタートしてすぐの時点から、今にも前の馬に乗っ掛かりそうでしたよね。ヒヤヒヤしました。

小牧 そう、乗っ掛かりそうやったし、脚がぶつかりでもしたら大変なことになるから、咄嗟に逃げてしまった。その結果、江田くんの馬が躓いたわけだから、僕が悪い。

──小牧さんにしてみれば、危険回避の動きだったわけですよね。たしかに他馬に被害は及びましたが、一方で、馬に囲まれているなかでどうしようもなかったんだろうなと。

小牧 まぁそうやね。でも、さっきも言ったけど・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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