先週の競馬、そして秋華賞

2017年10月13日(金) 12:00


◆ますます迷ってしまう状況になった秋華賞

 暑くなったり寒くなったり、寒暖の差が激しい1週間でしたね。

 今週の秋華賞に出走する馬の中にも、早くもフサッと軽く冬毛がでていた馬も…。

 それでいて水曜日は半袖でないと暑いぐらいの陽気。担当される方々も、愛馬の体調管理により気を配っている様子でした。

 さて先週の競馬を少し振り返って。

 毎日王冠、1番人気に推されたソウルスターリングが大敗という結果に。

 斤量や距離、枠などから私も注目馬の中心として見ていましたが、当日のパドックに入ってきた瞬間にビックリというか不安に…。

 というのも、馬が一回り小さく見え、(あれ?ソウルスターリングって、こんなに小さかったかな?)と寂しいケハイ。

 またレースにおいてもゲートの中での発汗やソワソワ感があり、何だか心の準備も整っていないようにも見受けられ、結果、全てが噛みあわず終わってしまった印象を受けました。

 実際のところは、この結果が古馬のオトコ馬に入ってのものなのか?体調面なのか?はたまた別に要因があるのかは分かりませんが、馬体という意味では桜花賞当日の雰囲気とかさなっただけに、個人的には次、体を含めてケハイがどうなっているのか?非常に気になります。

 さてオンナ馬のケハイと言えば、今週末の秋華賞、前哨戦から変わり身を見せている馬が数頭見られ、ますます迷ってしまう状況になりました。

 まず岩田騎手のファンディーナ。前走前はユルサに加え、普段の常歩の様子が首を左右に振り少しモンモンとしている感じでした。この馬の良かった春は顔を少し起しルンルンした様子で歩いており、前回時は(あれ?気持ちの面も違うな〜)と残念に思えていましたが、今回の追いきり後の厩舎地区へと帰る際は、そのルンルンした歩きが幾分戻っており、前向きな気持ちが窺えるものでした。

 体に関しても前走時よりもネジがしまり、張りもアップ。まだまだ良化途上とは思えますが、兆しが見えた状態に映りました。

 岩田騎手も、「前走より良いのは良い。でもまだ良い頃の走りと比べると、ダイナミックさが…」と話されており、水曜日のひと追いでどこまで変わるか?当日のパドックは注目なきがします。

 また桜花賞馬レーヌミノルは、前走時から削がれた体とキリリッとした表情に変化をしており、個人的には前走やオークスの結果だけで軽視をするのは禁物とも思えるものでした。

 そしてディアドラや今週も栗東へ足を運ばれていた横山典弘騎手のアエロリット、またミリッサに関するお話を書きたいのですが、行数が…。

 それでは皆さん、当日は競馬場もしくは関西テレビ「競馬BEAT」でお逢いしましょう。

 ホソジュンでしたぁ。

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細江純子

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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