豊かなスピード能力の爆発に期待/秋華賞

2017年10月14日(土) 18:00


◆前走の内容から2000mに対する不安はない

 現代の世界を代表する芦毛の種牡馬タピット(その父APインディ系プルピット)の産駒は、期待の配合であればあるほど、相手の牝馬はストームキャット系だったりするので、大変なダート巧者になる。また、最初からダート巧者を目ざしていることもある。無数に近いG1勝ち馬のほとんどが、勝ち星はダートである。

 だが、優れた種牡馬は自身の長所を強力に伝えるから名種牡馬であると同時に、相手の牝馬の良さも消し去ることなく巧みに引き出してみせる深さ、余力のスペースを備えるから、チャンピオン種牡馬になることができる。

 ラビットランの母アミーリア(その父ディキシーランドバンド)は、北米の芝8ハロン前後で勝ち、産駒も北米ながら芝の中距離で勝っている芝向きタイプ。

 このアミーリアの半兄には・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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