先週のWIN5は10月8日が53万6630円、10月9日が5590万9300円と、対照的な決着になりました。両日ともに総組み合わせ数は少なめだったものの、10月9日は単勝3番人気以内の馬が1勝どまりで、的中票数はわずか6票。単勝支持率通りに票数が減っていれば十数票は残る計算でしたから、単純に金額が大きいだけでなく、配当的な妙味も大きい決着だったと言えるでしょう。1〜3レース目がいずれも12頭立て以下の少頭数、かつもともと注目度が高くない月曜の開催ということもあって、上位人気馬を安易に信頼してしまったプレイヤーが多かったのかもしれません。

　明日10月15日のWIN5は総出走頭数が76頭、総組み合わせ数が77万4144通り(土曜16時現在)とやや多め。難解な印象を受けるレースもいくつかありますし、どう買い目を絞り込むか、もしくは予算をどこまで増やせるかがポイントになりそうです。

◆オクトーバーSは距離適性で絞り込みたい

　1レース目は3歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の赤富士S(東京10R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持は割れるかもしれません。

　2レース目は3歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の愛宕特別(京都10R)。実績上位のケルティックソードあたりに支持が集まると思います。

　3レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走の信越S(新潟11R)。3歳のディバインコード、リエノテソーロが人気の中心でしょう。

　4レース目は3歳以上オープンのオクトーバーS(東京11R)。こちらは4歳のストロングタイタン、マウントロブソンが注目を集めそうです。

　5レース目は3歳GIの秋華賞(京都11R)。土曜16時の時点ではアエロリット、ディアドラ、ファンディーナ、リスグラシューらが上位人気グループを形成していました。

[伊吹式WIN5ランキング 2017年10月15日版]

1位 東京11R 7.マウントロブソン
2位 新潟11R 4.トウショウドラフタ
3位 京都10R 16.ケルティックソード
4位 東京10R 10.イーストオブザサン
5位 京都11R 2.ラビットラン
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 京都11R 7.リスグラシュー
7位 京都11R 11.ミリッサ
8位 東京10R 4.マイネルトゥラン
9位 京都10R 9.タガノグルナ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 新潟11R 9.タガノブルグ
11位 東京11R 10.ロジチャリス
12位 京都11R 14.ディアドラ
13位 東京10R 7.トウカイエントリー
14位 京都10R 10.アンデスクイーン
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 新潟11R 14.ディバインコード
16位 東京11R 4.バーディーイーグル
17位 京都11R 6.メイショウオワラ
18位 京都11R 1.アエロリット
19位 東京10R 5.メイプルブラザー
20位 東京10R 3.プリンシアコメータ
21位 東京10R 9.モンドアルジェンテ
22位 京都10R 2.クリノフウジン
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 京都10R 15.キーグラウンド
24位 新潟11R 13.トーキングドラム
25位 新潟11R 11.リエノテソーロ
26位 東京11R 9.クラリティスカイ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目の秋華賞(京都11R)は前走の“末脚”を重視したい一戦。「前走の上がり3ハロンタイム順位が3位以内だった馬」は2012年以降[5-3-4-19]と安定していますし、「前走の上がり3ハロンタイム順位が8位以下だった馬」は2012年以降[0-0-1-34]と優勝争いに食い込めていません。また「出走数が9戦以上だった馬」は2012年以降[0-0-1-34]、「“京都か阪神のレース”において連対経験のない馬」は2012年以降[0-0-0-30]。キャリアが豊富過ぎる馬、関東圏やローカル場のレースを主戦場としてきた馬も評価を下げるべきでしょう。強調材料ばかりで不安要素が見当たらないのはラビットランとリスグラシューくらいです。

　4レース目のオクトーバーS(東京11R)は距離適性がポイント。ほぼ同じ条件で施行されていた2009〜2016年のアイルランドTを分析してみると、「“前年か同年、かつ中央場所、かつ2000m未満のレース”において4着以内となった経験がない馬」は[0-1-1-41]と苦戦していました。注目はマウントロブソン。2000m未満のレースに実績がある馬ですし、格の高いレースだった前走は度外視していいと思います。