2017年10月28日(土) 18:00
◆香港で凡走しているが距離不安はまずない
ただ、本格化して「スローを追走の形を歓迎し、300mくらいに限られる切れ味発揮型」から脱皮し、素晴らしい内容で安田記念を制したサトノアラジンの評価は、あまり下げたくない。後方追走から、ほぼ直線だけのレースが多かったが、身体全体の動きが柔らかくなると同時に、切れ味に持続力を増してパワーアップ。
安田記念では、ハイペースを置かれることなく追走し、サトノアラジンの前半1000m通過は「58秒0」だった。先行勢に追いつくまでに脚を使ったあと、苦しくなった坂上からまた伸びてみせた。それで1分31秒5だから以前とは明らかに違う。
マイル戦が合うことは確かだが、さまざまな距離に挑戦した同馬は・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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