最近は意外と勝ちきれない「牡馬を相手に好走してきた馬」

2017年11月07日(火) 12:00


◆該当馬のどれかが勝ちそうに見えるのだが…

 牝馬の能力をはかるひとつの方法として、牡馬を相手にどれだけ好走できるかというものがある。私個人も、牡馬相手に良い結果を出している牝馬を重んじるような予想をしてきたし、そのような原稿も書いてきた。

 しかしいま実際のデータで振り返ってみると、エリザベス女王杯においてはその手法が通用しづらいというか、特に勝ち切るケースが意外に少ないことに気付く。

 なにをもって「牡馬を相手に好走」とするかが難しいが、ここではJRAの芝古馬重賞で牡馬を相手に馬券に絡んだ(3着以内)を好走としてみよう。

 2007年以降、JRAの芝古馬重賞のうち牡馬が出走できるレースで3着以内した牝馬は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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