オルフェーヴル産駒が存在感を示す今年の阪神JF

2017年12月08日(金) 18:00


◆他の種牡馬がストップをかけるのかが見どころ

 今年の2歳世代は注目を集めていた新種牡馬争いでロードカナロアが抜け出した感があるが、勝馬率などで後塵を拝しているオルフェーヴルがこの阪神JFでは存在感を示している。有力産駒で大レースという形なら走るのか、それとも他の種牡馬がストップをかけるのか、そこが見どころだ。

 そのオルフェーヴル産駒でも、特に人気を集めそうなロックディスタウンは札幌2歳Sを人気で勝ってきた。1800mから距離短縮で臨むのは良いパターンで、勝ち切る馬はしっかり勝ち切ってくる。鞍上がコース成績で他の騎手に大きく勝るルメールというのも心強い。死角はスピード勝負になりすぎた場合か。

 もう1頭のラッキーライラックも好メンバーのアルテミスSを勝ってきたのだから・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す