今年は順当決着の可能性が高いはず!/朝日杯フューチュリティS

2017年12月13日(水) 18:00


■朝日杯フューチュリティS(G1・阪神芝1600m外)フルゲート18頭/登録18頭

【特注データ】〜レースデータより〜

 朝日杯FSの参考レース(集計条件はレースデータの項目をご参照ください)について調べると、目立っているのが「デカ馬」の活躍。馬体重500キロ以上と、雄大な馬格を有する馬の成績が非常にいいのである。掲載したデータは、前走馬体重をベースに成績を集計したもの。前走馬体重500キロ以上馬が、信頼度の高さだけでなく、回収率の高さも「破格」であるのが、見てとれるはずだ。

 このままでも十分に「買い」といえる内容だが、さらに前走5番人気以内に限ると、その成績はトータル[7-4-6-26]で連対率25.6%、複勝率39.5%にまでアップ。単勝適正回収値が154.7、複勝回収率が247と、回収率ベースの数値もきわめて優秀だ。今年の朝日杯FS登録馬では、タワーオブロンドンとファストアプローチがこの条件をクリア。美浦・藤沢和厩舎が送り込む2頭から、目が離せない一戦となりそうである。

【コース総論】阪神芝1600m外 Aコース使用

※今回は「Aコース18頭立て」に限定したデータを掲載しています。

・コースの要所!


★人気サイドよりもやや人気薄のほうが好調。中穴狙いが功を奏しそう。

★枠番の内外は問わず。外枠に入っても評価を割り引く必要はないはず。

★差し優勢のコースで末脚のキレは非常に重要。1着固定なら差し馬狙い。


 先週の阪神ジュベナイルFに続いて、今週も阪神芝1600m外でG1が行われる。まったく同じデータを載せても面白味がないので、今回はAコース、かつフルゲート18頭で行われたレースに限定して、データ集計を行っている。コース全体についての「通常の」分析結果については、先週の内容をご参照いただきたい。

 まずは人気別成績だが、1番人気など人気サイドの信頼度は並程度か、やや低めという印象。対照的に好調なのが、4〜6番人気や7〜9番人気といった中穴ゾーンで、狙ってみる価値は十分にありそうだ。10〜12番人気の内容も悪くはないが、13番人気以下になるとさすがに手が出しづらい内容に。やはり、中穴狙いのスタンスがもっとも効率がいい。

 次に枠番データだが、こちらはほぼフラット。信頼度、回収率から枠番値に至るまで、ほとんど横並びといっても過言ではない。もちろん、馬の脚質によって内のほうがいい、外のほうがベターといった差は出てくるだろうが、基本的には枠の内外を気にする必要ナシのコース。外枠に入ったからといって、評価を割り引く必要はない。

 最後に脚質だが、こちらはハッキリと差し優勢。勝率、連対率・・・

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小林誠

競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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