2017年12月22日(金) 12:00
◆最終追い切りで気配一変、1週前の不安を一蹴
いよいよ有馬記念ですね。
通常ですと終わりよければ全てよしで、有馬記念は当てたいと思うわけですが、今年は28日のホープフルSまでとなるので、少し気持ちの上でもこれまでとは違う印象を受けます…。
とは言え、やはり有馬記念。しかもキタサンブラックのラストラン&好メンバーが揃っての1戦。楽しみしかありません。
私個人としても、キタサンブラックが勝ってパパの道へと歩んでほしいと願いたい気持ち。
しかも前走のジャパンCは、次の有馬記念を考えての今までよりもソフト仕上げで余力を残した印象もありました。
それでいてハナを切り目標とされるレースにおいて3着の姿に「次の有馬記念は大丈夫だろう」と期待がもてるものに。
しかしその一方で1週前追いきりの様子には、何だか張り感やハツラツとした雰囲気がちょっと消えかけた印象を受け、直ぐに騎乗した黒岩騎手に聞くと、「良いとも悪いとも言えない感じで…」と、黒岩騎手も少し首を傾げるところも。
とは言え今年の宝塚記念前のような、ゴーサインの反応に遅れて反応することはないと語り、その点はひと安心でした。
そして最終追いきり。これがまた一変。ハキもあり体を大きく見せ先週とは大違いのケハイ。黒岩騎手も「大丈夫」と明るい表情。安心しました。
さて他に気になるのは3歳馬スワーヴリチャード、ジャパンCを制したシュヴァルグラン、そして牝馬のミッキークイーン。
スワーヴリチャードにおいては右まわりの課題+直線短いコースという点はありますが、それを含めて左まわりではありますが前回インをまわっての上手な立ち回りが今回に活きてくる気がしますし、以前ほど左右のバランスの違いを感じなくなり、確実に春よりもパワーアップしています。
またシュヴァルグランにおいては勝利したジャパンC時よりも張り感とハツラツさがありハーツクライが本格化した時の爆発力を感じました。そしてミッキークイーンですが、ひと叩きされてよくなる点に加え、今では食欲モリモリ。担当の斉藤助手も「元気が凄い」と、これまでにないほどパワフルなクイーンとなっています。
さぁ皆さんは、どの馬に夢を託されますか?
それでは皆さん、有馬記念でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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