2018年01月03日(水) 18:00
【特注データ】〜レースデータより〜
つい「初夢」を追いたくなってしまうが、近年の中山金杯は波乱傾向が弱く、大荒れは望み薄。しかし、好走馬にたいへんわかりやすい特徴があるので、馬券は非常に買いやすい。じつは、「前走から斤量増となる人気馬を狙う」というシンプルきわまりない馬券戦略で、簡単に儲かってしまうのだ。
論より証拠、まずはデータをご覧いただきたい。過去10年の連対馬20頭のうち、じつに14頭までが前走から「斤量増」だった馬。連対率45.2%、複勝率61.3%と信頼度は猛烈に高く、さらに回収率ベースの数値も文句なしの高さである。それに対して、前走から斤量増減のなかった馬や斤量減となった馬は、2〜3着にくるのが精一杯。斤量増の馬が狙い目であるのは、誰の目にも明らかだろう。
さらに、対象を「6番人気以内馬」に絞り込むことで、信頼度はさらにアップ。ちなみに、今年の登録馬で前走から斤量増となるのは、ウインブライト、セダブリランテス、ダイワキャグニー、ブラックバゴ、マイネルミラノの5頭。このあたりが、キッチリ上位を独占する可能性も十分にあるはずである。
【コース総論】中山芝2000m Cコース使用
・コースの要所!
★もっとも信頼度が高いのは外枠。枠番による有利・不利のないコース。
★先行勢が優勢も、中団から差しての1着多し。最速上がり馬も好成績。
前回のホープフルSでも解説したが、中山芝2000mは基本的に人気サイドが強いコース。中山というだけで紛れがありそうなイメージだが、1番人気は[30-24-16-31]で連対率53.5%、複勝率69.3%と高信頼度で、2〜3番人気の成績もなかなかのものだ。「複勝回収率がもっとも高いのが1〜3番人気」というのが、このコースの特性をよく物語っている。
そしてもうひとつの特徴が、中山芝なのに内枠有利ではないという点だ。データをご覧の通り・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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