2018年の中央競馬が開幕!東西4重賞の最終追い切りチェック!

2018年01月04日(木) 18:00


最終追い切りで素晴らしい動きをみせた馬は…

 皆さま、あけましておめでとうございます。今年は例年より1日遅い、1月6日がJRA競馬のスタート。その分、ゆっくりされている方も多いと思いますが、トレセンは通常通りに動いております。私も2日から出勤しているので、すでに通常時と変わらない木曜日を迎えています(笑)。

 トレセンニュースでも更新しましたが、年明けのウッドチップ馬場はなかなか判断が難しい状態。これには年末の変則スケジュールが影響している、そう判断しました。つまり通常なら1週間に1日しかない全休日が昨年末は29日の金曜日に全休日があったことにより、少し馬も重めになっているということ。まあ、人間で表現すれば、正月太りということなのでしょうが、今朝4日も調教開始から終了まで1℃が続いたことを思えば、汗をかきにくい環境。この影響はやっぱり心配です。

【中山金杯/デニムアンドルビー】

 前走後の調教内容は充実しており、追い切り本数もたっぷり。もちろんCWでの追い切りも併用されており、ここは文句なしの本命視と考えていました。しかし、最終追い切りの動きを見てしまうと、どうしたものだろうと考え込んでしまいます。

 調教VTRでもその動きを確認できるので、ぜひご覧いただきたいのですが、4コーナーでの手応えが十分で、最後の直線は相手を突き放すと思った脚色でしたが、ゴール前は逆にこちらが手応え劣勢。結局、遅れてしまいました。遅れることは前走と同じなのですが、一旦前に出て遅れた前走と違って、今回は追いつけなかった遅れ。これはどうも気になります。

デニムアンドルビー(1月3日撮影)

デニムアンドルビーの最終追い切りの動きがどうも気になる(1月3日撮影)

【京都金杯/ブラックムーン】

 2走前のマイルCSは17番人気の低評価に反発するような素晴らしい・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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