フェブラリーSは東京ダ1600mでの実績が重要

2018年02月17日(土) 20:00


 先週は残念ながら2月12日のWIN5が取りやめになってしまったものの、2月11日はWIN5の売り上げが7億291万9600円まで伸びました。7億円超えは1月21日(7億4146万4900円)以来で、早くも今年2回目。2017年は年間で4回しかありませんでしたから、好調な滑り出しと言っていいでしょう。発売金額がもう少し伸びないと(キャリーオーバーなしで)6億円の配当となる可能性はないわけですし、なんとかこの調子が続いてほしいところ。GIのフェブラリーSが含まれている今週分の売り上げに注目したいところです。

 明日2月18日のWIN5は総出走頭数が67頭、総組み合わせ数が36万8640通り(土曜16時現在)。1レース目の斑鳩S(京都10R)が8頭立て、2レース目のアメジストS(東京10R)が12頭立てと、序盤に少頭数のレースが組まれています。ここをいかに効率良く突破するかが最大のポイントかもしれません。

◆小倉大賞典は今回より長い距離を得意としている馬が中心

 1レース目は4歳以上1600万下の斑鳩S(京都10R)。4歳のダイメイフジらが人気を集めるでしょう。

 2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走のアメジストS(東京10R)。実績上位のプロディガルサンあたりに注目が集まりそうです。

 3レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走の小倉大賞典(小倉11R)。土曜16時の時点ではトリオンフに支持が集まっており、スズカデヴィアス、ストレンジクォーク、ダッシングブレイズ、ダノンメジャーが2番手グループを形成していました。

 4レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の大和S(京都11R)。比較の難しいメンバー構成ではあるものの、戦績に安定感のあるコウエイエンブレムが断然の支持を集めるかもしれません。

 5レース目は4歳以上GIのフェブラリーS(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとゴールドドリームが人気の中心で、テイエムジンソクが続いています。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年02月18日版]

1位 東京11R 14.ゴールドドリーム
2位 京都11R 14.コウエイエンブレム
3位 京都10R 8.ロライマ
4位 東京10R 5.プロディガルサン
5位 小倉11R 1.スズカデヴィアス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 小倉11R 14.ウインガナドル
7位 小倉11R 11.ヤマカツライデン
8位 小倉11R 4.ストレンジクォーク
9位 東京10R 12.アドマイヤエイカン
10位 東京10R 8.バルデス
【以上すべての馬を買うと12点買い】

11位 京都10R 4.パルティトゥーラ
12位 京都11R 9.ヤマニンアンプリメ
13位 東京11R 16.サンライズノヴァ
14位 小倉11R 16.クインズミラーグロ
【以上すべての馬を買うと120点買い】

15位 東京10R 2.テーオービクトリー
16位 京都10R 5.エントリーチケット
17位 京都11R 10.サイタスリーレッド
18位 東京11R 12.ノンコノユメ
19位 小倉11R 13.トリオンフ
20位 東京10R 3.ショウナンマルシェ
21位 東京10R 6.アクート
22位 京都10R 3.ドーヴァー
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 京都10R 7.ダイメイフジ
24位 京都11R 11.ラテンロック
25位 京都11R 3.ドリームドルチェ
26位 東京11R 10.テイエムジンソク
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目のフェブラリーS(東京11R)はコース適性を重視したい一戦。「“東京ダ1600mの重賞かオープン特別”において3着以内となった経験がない馬」は2012年以降[0-2-1-44]なので評価を下げるべきでしょう。また「出走数が26戦以上だった馬」は2012年以降[0-2-1-40]、「前走の馬体重が500kg未満だった馬」は2012年以降[0-3-1-32]。高齢馬や馬格がない馬も過信禁物と言えそうです。注目はやはりR.ムーア騎手とゴールドドリームのコンビ。昨年の優勝馬ですし、特に不安要素が見当たりません。

 3レース目の小倉大賞典(小倉11R)は距離適性がポイント。「“前年か同年、かつJRA、かつ2000m以上の重賞かオープン特別”において5着以内となった経験のない馬」は2011年以降[0-2-3-48]と苦戦していました。また「前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以内だった馬」を除くと、「前走の距離が2000m未満だった馬」は2011年以降[0-1-3-34]。今年も2000m以上のレースを主戦場としてきた馬が波乱の立役者になるのではないかと思います。ウインガナドル、スズカデヴィアス、ストレンジクォーク、ヤマカツライデンあたりをマークしておくべきでしょう。

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伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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