高松宮記念は、母系にサンデーの方が有利?

2018年03月23日(金) 19:00


◆芝1200m重賞は別の方向性の能力が要求されている

 直線で「速い上がり」を出せる馬にも

・道中も速いペースで追走して、直線で速い上がりを使うタイプ
・道中はゆったりと追走して、直線で速い上がりを使うタイプ

 と大きく分けることができます。

「道中も速いペースで追走して直線で速い上がりを使うタイプ」の方が強そうにも思えますが、道中も速いペースで追走するのが得意なタイプは、

・距離が保たない(短距離限定)
・より高い次元の末脚の伸びは「ゆったり追走」が得意なタイプには負ける

 という短所も併せ持ちます。

 2016年以降の芝1200m重賞は、父ミスタープロスペクター系の勝ち星占拠率(シェア)が39%。

 一方、日本の主流系統父サンデーサイレンス系の勝ち星シェアは23%。父ノーザンダンサー系の勝ち星シェア27%をも下回る成績。昨年の芝G1レースも高松宮記念は1〜3着が父ミスプロ系。そしてスプリンターズSも1〜3着を父ミスプロ系が独占。出走比率は・・・

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亀谷敬正

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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