1番人気有利の条件だが、問題は枠順

2018年03月27日(火) 12:00


◆人気馬は無難な枠順に入ってもらうと安心

 阪神芝2000mで行われる大阪杯。昨年からGIに昇格したので、データの蓄積は無いに等しい。そこで、阪神芝2000mの重賞全体について、話をしてみたい。

 2006年秋に阪神コースが改修されて以降、芝2000mで行われた重賞のうち、牝馬限定戦と2歳戦を除くと23レースが残る。GII時代も含めた大阪杯に加え、チャレンジカップと鳴尾記念を含めて23となる。

 そして穴党にとっては残念なことだが、これらのレースでは1番人気がものすごく強い。[11-5-3-4]で回収率は単123%・複100%。2番人気も含むが、単勝オッズ3倍を切って馬券の対象から外れたのは2頭だけで計[9-5-3-2]。おそらく1番人気になるであろうスワーヴリチャードにとっては心強いデータだ。

 ただ、人気を問わず、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す