混戦模様だからこそ雨の影響が重要になりそうな宝塚記念、有力馬の最終追い切りをチェック!

2018年06月20日(水) 18:00


チーク着用での追い切りがプラスに出たサトノダイヤモンド

 梅雨のこの時季。レース当日に雨が降るか、馬場に影響が残るかどうか。ユーザーの皆さんも馬券を買う際に重要視するファクターだと思いますが、私の場合はレース当日だけでなく、最終追い切りとなる水曜日や木曜日に雨が降るかどうかも気にします。今朝20日は調教開始前から雨。前夜から降り続いたことで馬場への影響はありましたが、調教が始まってからはさほど影響ないかなという降り方でした。

 ところが。ヴィブロスが角馬場で運動を始めるくらいの時間帯から雨が強くなり、坂路馬場へ移動する頃にはバケツをひっくり返したような雨。その時のCWコースを撮影しましたが、馬の確認も難しくなるような視界不良の状態です。ちなみに手前はダート馬場のEコースですが、川のように水が浮く状態でした。宝塚記念は「栗東坂路での2F時計」を目安としていただけに、この雨が明暗を分ける最終追い切りとなりました。

今朝20日の様子

豪雨で馬の確認も難しくなるような視界不良の状態に

【宝塚記念/サトノダイヤモンド】

 5歳になってからの金鯱賞、大阪杯ともに中間から最終追い切りにかけての流れで「いいかも」と思える瞬間はあっても「やっぱりいいな」とまでは思えませんでした。今回も帰厩当初は全く気がありませんでしたが、先週のチーク着用での追い切りに「いいかも」と・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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