バルドウィナ牝系の外国産馬ワールドウォッチ

2018年07月11日(水) 12:00

●アーズローヴァー(牝 栗東・松下武士 父キンシャサノキセキ、母ヴィアンローズ)
 Lady Berry 4×4という狙った配合。Lady Berryはロワイヤルオーク賞(仏G1・芝3100m)、ポモーヌ賞(仏G3・芝2700m)を勝ったステイヤーで、繁殖牝馬としても成功。Vert Amande、Indian Rose、Le Nain Jauneと3頭のG1馬を送り出した。牝系も発展している。本馬は、父キンシャサノキセキ、母の父Sevres RoseがいずれもLady Berry牝系の出身。冒頭に記したとおりLady Berry 4×4という牝馬クロスを持っている。本馬の4分の3兄ローズミラクル(父フジキセキ)がアイビスサマーダッシュ(GIII)で5着となっており、Lady Berryクロスを抜きにしても悪くない配合で、これにLady Berryクロスが加わった本馬は楽しみが大きい。芝向きのスプリンター〜マイラー。

●ヴァイスカイザー(牡 美浦・木村哲也 父ディープインパクト、母ナイトマジック)
 フォイヤーヴェルク(現3勝)、アルミレーナ(現2勝)、ノチェブランカ(現1勝)の全弟。母ナイトマジックは現役時代、・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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