2018年10月09日(火) 18:02
▲アーモンドアイでの牝馬三冠と、自身の秋華賞連覇に挑むC.ルメール騎手 (撮影:大恵陽子)
今秋からスタートした新企画。GIが行われる舞台を、実際に勝った経験のある騎手や、そのコースを得意としている騎手に解説していただきます。
6年ぶりに牝馬三冠馬誕生の期待がかかる秋華賞。いよいよアーモンドアイがC.ルメール騎手を背に挑みます。京都の内回り芝2000mは31.7%の勝率を誇るルメール騎手。今年の勝率が25.4%ですから、得意コースと言えるでしょう(※データは2015年3月1日〜2018年9月23日)。本人は「外回りの方が好き」とも話しますが、直線の短い内回りコースについて解説していただきました。
(取材:大恵陽子)
昨年、ディアドラで制覇した秋華賞コースはスタンド前からスタートする。
「スタートしてすぐにコーナーに入るので、いいポジションを取るためには少しスピードが必要です。1〜2コーナーは結構ペースが速いんですが、時々ペースが落ち着くことがあります。ペースが落ち着くか、ずっと同じペースで流れるかですね。
向正面でペースを判断して、スローペースなら上り坂のあたりからポジションを上げていきます。ずっと同じペースで流れていれば、後ろのポジションでも大丈夫なのでここはまだ我慢します。
去年、ディアドラで勝った時は馬場が悪い中、速いペースでした。14〜15番手を進んでいて、3コーナーでもちょっと後ろすぎたので『大外を回ったら間に合わない』と思い、距離ロスの少ないインコースを選びました。
▲ディアドラで制した2017年の秋華賞 (C)netkeiba.com
3〜4コーナーはタイトになりやすいですが、ちょうど前に人気馬がいたのでそれをマークしました。外回りコースなら直線入口で大外に出すのですが、内回りコースなので直線半ばまでインコースを走っていたんです。
僕は外回りコースの方が好きだけど、アーモンドアイと挑む秋華賞、がんばります!」
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