【菊花賞】血統分析 穴を出すロベルト血統の「見極め」がポイント

2018年10月15日(月) 18:00

ジェネラーレウーノ

▲トライアルのセントライト記念を制したジェネラーレウーノはロベルトの血を持つ(C)netkeiba.com

10人気2着クリンチャー(母父ブライアンズタイム=以下BT)、13人気3着ポポカテペトル(母父クロフネ)、7人気3着ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)、5人気2着スカイディグニティ(父BT)、13人気3着ビートブラック(母父BT)、8人気1着スリーロールス(母父BT)、6人気3着セイウンワンダー(父グラスワンダー)、15人気2着フローテーション(母父リアルシャダイ)。菊の穴は昔からロベルトに決まっている。ただしあまりにもロベルト的すぎる馬、あからさまにパワフルに掻き込んで走るような馬は、スタミナで激走するけれど勝ちきるところまではいかない、というのもポイント。(解説:望田潤)

アイトーン

 タガノブルグの半弟だが、こちらは母父スペシャルウィーク譲りの伸びのある体型で長いところ向き。アクロポリスとオリオールのニアリークロスを持つのでスタミナ豊富だが揉まれ弱く、逃げたときは[3-0-0-1]で皐月賞以外は勝っている。スペシャルウィークの血は菊花賞で強いし(トーホウジャッカル、エピファネイア、フローテーション)、単騎でいければ複穴の資格はあるが、今年の菊は強力な先行馬が揃う。

距離○ スピード○ 底力○ コース○

アフリカンゴールド

 半兄アフリカンストーリーはドバイワールドC勝ち馬。母母ダニッシュは北米芝G1勝ち馬。母系にデインヒルが入るステイゴールド産駒にはナカヤマフェスタやフェノーメノがいる。「父中距離×母父マイラー」の配合形なので先行脚質となり、母が強いクロスを持たないので本格化は遅め。3歳4月末に初勝利をあげて軌道に乗った。ステイヤーとまではいえないが、京都長丁場の適性は高い血統だ。

距離○ スピード○ 底力○ コース◎

エタリオウ

 母ホットチャチャはQエリザベス二世チャレンジCS(米G1・芝9F)勝ち馬。ステイゴールド×ストームキャット系はツクバアズマオー、キャットコイン、シャルドネゴールドなどと同じ。母系にアリシドンやハイハットやシャーペンアップが入るので、ステイゴールド産駒の配合としても及第点といえる。右回りは内にササるのでなかなか乗り難しいが、京都外回り自体は合っている。ミルコがどんな秘策を練ってくるか。

距離○ スピード○ 底力○ コース◎

エポカドーロ

 母ダイワパッションはフィリーズレビュー勝ち馬。「父中距離×母マイラー」だから先行脚質に出たのは順当で、ラッキーライラックの母父フラワーアレイもフォーティナイナー系だ・・・

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