2018年10月23日(火) 18:00
▲今回は「頭髪」にまつわる質問などにお答えします!
今年の9月で51歳になった小牧騎手ですが、以前にも『太論』で取り上げたように、なんと白髪が1本もない! そんな小牧騎手に、今回はユーザーから「頭髪」にまつわる切実な質問が。そのほか、ジョッキーが感じる「クラスの壁」について、小牧騎手ならではの視点で解説してくれました。(取材・文:不破由妃子)
──今回は、競馬ファンなら誰もが知りたいこんな質問から。「昇級しても通用しそうな馬とそうではない馬の見極めが難しいです。そこで、ジョッキーが感じるクラスの壁について教えてください。クラスが上がると、時計以外でレースの何が変わるんですか?」。
小牧 ねぇ、何が変わるんやろうね。時計は一緒でも、ひとつ上に上がっただけで、途端に通用せんくなる馬がようけいるもんね。未勝利と500万の違いでも、通用せん馬はまったく通用せん。もちろん走る馬はすぐに対応するけどね。
──時計はペースに左右されますから、時計そのものじゃないんですよね、きっと。クラスが上がると、より競馬がタイトになったりなどはあるのでは?
小牧 重賞やGIはともかく、それ以外はほとんど一緒やで。そうやなぁ、勝負どころでの加速度とか、最後に求められる瞬発力とか。そのあたりが壁といえば壁かもしれんね。あとは当然やけど、・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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