【フラワーC予想】オークスをにらむ関西馬の遠征が決まる ヌレサドフェアリーをもつ馬の前残りで

2024年03月10日(日) 18:00

過去5年のフラワーCにおいて、22年スタニングローズ(父キングカメハメハ)、21年ホウオウイクセル(父ルーラーシップ)、20年アブレイズ(母父ジャングルポケット)、19年コントラチェック(母母父フェアリーキング)と、良馬場で行われた年はヌレイエフ≒サドラーズウェルズ=フェアリーキングの血を引く馬が勝っている。ちなみにこの4頭の4角順位は3、2、2、1。差し追い込みは頭からは狙いにくいレースだ。関西馬は毎年馬券に絡んでおり、桜花賞よりオークスをにらんでの遠征が決まっている。(解説:望田潤)

エルフストラック

 スマイルオンミーやグリモリオの半妹で、ハリーズコメットやトラバントの姪で、ブラックヘイローのイトコで、母スペルオンミーはJRA3勝(ダ1200〜1400)。マザーグースS(米G1・ダ9F)のドリームズガロアなども近親。父カリフォルニアクロームは北米年度代表馬でワイドラトゥールやネグレスコなどの父。「父中距離×母短距離」らしい1800の先行型で、脚質的に中山内1800はピッタリ。ここもデイジー賞2着ぐらいは走れそう。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

カニキュル

 トランキリテの半妹で、アーデント、シャルール、ラブラバード、ラフォルジュルネの姪で、シュペルミエールやグランデアモーレ(グランデマーレの母)のイトコ。母シャルールはクイーンS2着。エピファネイア×ゼンノロブロイはイフェイオンやシーズンズギフトと同じで、ヴェローナシチーとは牝系も同じで7/8同血の関係になる。エピファネイア産駒らしい伸びのある体型で、確かな持続力を感じさせる走り。中山1800より東京2000というイメージはあるが。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

カンティアーモ

 パルティアーモやマグナレガーロの半妹で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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