マイラーズC(GII) レース回顧

京都芝外1600m良 T=1:32.2 Lap=12.4 - 11.2 - 11.7 - 12.1 - 11.4 - 11.3 - 10.8 - 11.3 *47.4-44.8 S 前後+2.6

 前半47.4と超ドスローのペースで入ったが、タイムは1:32.2と昨年を0.4秒上回る結果 馬場が多少、軽かったのか否かは別として、後半の上がり4Fで44.8秒と45秒を切ったのは、3年前にワールドエースが勝った時と同じ後半内容で、結果を診て驚いた

大外11番枠から好スタートを斬るも、好位で一旦、控える形での入り方、ルメは、この不利な枠順を考えて、中団へ下げてからエアSの直後で徹底マークをして、内内でロスを最小限に留める競馬をしている
3〜4角でも3列目の内々からフィエロの直後に付け、4角まで仕掛けを待って、直線を迎える。
前を走っていたフィエロに進路がなく(馬は行きたがっていたよう)福永は、ブレーキを掛け、宥めるように間合いを取ろうとした瞬間、ここでルメイスラは、進路を外に出して、かなり狭いスペースの中に割って入るとL1まで、粘り強く伸びて、エアSとの競りを制し、半馬身差を付けての完勝であった。
個人的に、枠順を観て、イスラの勝ちは無いとタカを括っていたが、この不利な状況から勝利した事で、改めてイスラのギアチェンジ能力の高さ、トップスピードの質の高さに驚いた。
何よりも光ったのはルメールの神騎乗が最も鮮烈で、この馬の能力を最大限に出し切って、これだけの騎乗をされたら、日本のトップジョッキーでも勝つのは厳しいのかと、、、、
*馬券を外した事が、ある意味、良い経験に(;゚Д゚)

2着のエアスピネル、まぁ、前哨戦と云うことで、武も安田を見据えての戦術的な部分と使える能力の確認を確かめた部分があるとは思うので、個人的にはマイル戦、特に淀のコースならトップレベルで、総合的にもイスラ以上と診ているが、ルメにあれだけの好騎乗をされては、何とも惜しいとしか、
ある意味、内内のインを衝いて回ったイスラと、外から入ったエアSとの差程度で、実際L2では10.8とTS能力を要求されていた中で、しっかりとついて行けた能力を魅せている

3着のヤングマン松岡は、逃げたサンライズメジャーの番手につけ、後方7番手から上がり最速32.8で差してきたミルコのBスピネルを寄せつける事なく、よく踏ん張ったと思う。

問題は5着のフィエロで、福永の進路取りとポジショニング次第では、充分、圏内可能な能力であったのかと、、