【中京チャンピオンズCに想う】

中京開催となって4度目の砂のG1、終わってみれば世界のムーアであった

展開の予想段階から、前が残るのか、差し馬が有利なのか、
後方から上がり馬が来るのか 非常に悩まされたレース

それを裏付けるように、木曜夕の枠順確定から、
有力各馬のオッズがジェットコースターの様に乱降下した

最終オッズで、1番人気に支持されたのは、新興勢力のテイエムジンソクも単4.8倍留まり
鞍上の古川騎手は、番手から勝ちに行ってのクビ差2着は立派な内容

ここで、今回、最も興味深かったのは、勝利したGドリームと3着のコパノⅬ
この両頭は、レース前から、ゲート難を危惧され、最終で8−9番人気

先ず、7歳馬のコパノは最内枠で、しかも隣のケイティが先行馬、1人気のテイエムも
先行馬で、被されるリスクを、田辺が、どう払拭するのか(・・? 半信半疑でもあった
しかし、彼は抜群のスタートを決めてハナを主張すると、レース終盤まで見せ場を作る

一方、勝ったGドリームは、
世界のムーアを鞍上に、9番枠から出負けしたものの抜群のキレ脚を魅せた
馬体重は+14で538k、コパノに次ぐ大型馬格の馬だ  

※金曜の夜、チラッと気になったのが以下のニュース 『一部を引用』

>追い切り抜群&ゲート特訓済みのゴールドドリーム
平田師「ムーア騎乗は楽しみ」/ねぇさんのトレセン密着<

「そこで、レース後すぐにリフレッシュ放牧に出すのではなく、
ゲート内で縛るなど入念に教え込んで納得させた後に放牧に出したんだ。
放牧から戻った後も確認のために数回ゲートに入れたけど、納得している様子だったよ」

この馬の弱点はゲート嫌いでタイミングが合わない事、そして2000mでは1ハロン長い
適性は、フェブラリーSを制した、ズバリ府中ダートのマイルだが、
ここ中京でも、他馬に比べて、1枚も2枚もレヴェルの高いトップスピードの質を証明

共にゲートとスタート難を克服して、世界レベルの騎手と、
ミルコやルメールが、中央では、最も上手い騎手と称賛された田辺の好騎乗が光った

そして1番人気に臆せず、最大の能力を発揮させた古川騎手も素晴らしい騎乗であった

時計1:50.1 前後48.9-48.5 M
ラップ12.8 - 10.9 - 12.5 - 12.7 - 12.7 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.4