的場文男騎手「この歳まで乗っていて本当に良かった」/7000勝達成共同記者会見

2017年05月22日(月) 18:00

7000勝達成セレモニーで妻の尚子さんと並び記念撮影

 22日、大井競馬場的場文男騎手の地方通算7000勝達成共同記者会見が行われ、的場騎手本人が喜びの心境を語った。

 ――記録達成から5日、改めて今の心境をお聞かせください。

「7000勝なんて夢みたいな数字が達成できたのは、競馬関係者の皆様、ご声援を頂いたファンの皆様のおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちで一杯です」

 ――やはり大井競馬場で達成したかった、という気持ちはありましたか?

「そうですね。大井で育ってきましたから“7000勝もここで”という気持ちもありましたけど、観ているのは同じ競馬ファンですから。嬉しかったですね」

 ――7000勝達成直後、関係者の方々、ファンから掛けられた印象的な言葉はありますか?

「言葉というより、小久保先生の喜んでいた顔が思い出に残っていますね。少し前に管理されていたローズジュレップという馬が亡くなってね、僕も言葉を掛けていたりはしていたんですけど。小久保先生が表彰式で笑顔で迎えてくれて嬉しかったですね」

 ――当日は佐々木竹見元騎手も来場されていました

「僕が騎手になった時の憧れの人でしたから。一生懸命、真似をして、僕の師匠みたいな人ですから。竹見さんも喜んでくれたと思いますよ。まぁ記録(日本記録の7151勝)を抜いたらわからないけどね(笑)」

 ――ご家族の反応はいかがでしたか?

「女房は一番喜んでくれたと思います、長男もね。娘はあまり競馬に興味ないから(笑)。でも家族にも“本当にありがとう”ですね」

 ――この偉業はさまざまなメディアでも取り上げられましたが?

「この歳まで乗っていて本当に良かったなってね。一度きりの人生で、騎手になれてこれだけの成績を残せて。幸せな人生です」

 ――7000勝の中で印象に残っている騎乗はありますか?

「一番はコンサートボーイ帝王賞(1997年)ですね。何十年としのぎを削ってきた石崎(隆之)さんのアブクマポーロとのワンツーになって。武(豊)さんの馬が一番人気だったんですけどね。あとボンネビルレコードブルーコンコルドを負かしたとき(2007年帝王賞)ですね。この2回は本当に嬉しかったですね」

 ――ライバルの存在はやはり大きかったですか?

「石崎さんとしのぎを削り合えたのは本当に良かったと思います。本当に励みになりましたし、お互いに大きくなれたと思います」

 ――体のケアなど勝ち続けられる秘訣があれば教えてください

「平和島に上手なマッサージ屋さんがいてね。でも上手だから、なかなか指名が取れないんですよ(笑)!」

 ――東京ダービー制覇、7151勝とまだまだ目標がありますね

「正直、東京ダービーはほとんどあきらめてます(苦笑)。乗る以上は頑張りますけど、2着9回なんで。逆に2着9回した人もいないと思うんでね(笑)。

 でも、7151勝という目的があるから、まだ頑張って乗れます。今回の7000勝でファンの方々の喜んでいる姿が目に映りましたんでね。ウイニングランの時、その光景にこちらが酔いしれました。これからもその期待に応えたいですね」

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