【SJT】歴代最高ポイントで圧勝!船橋の若武者・中野省吾騎手がWASJへ

2017年06月22日(木) 19:20

SJT第2ラウンドで2連勝!船橋の中野省吾騎手(中央)がWASJへ(左は2位の田中学騎手、右は3位の永森大智騎手)

 フレッシュな笑顔とガッツポーズが何度も炸裂した。

 6月22日、園田競馬場で行われたスーパージョッキーズトライアル(以下、SJT)第2ラウンドは、中野省吾騎手が2連勝で優勝。8月26日、27日にJRA札幌競馬場で行われるワールドオールスタージョッキーズの地方競馬代表騎手に選出される見通しとなった。

 SJTは2ラウンド4戦の着順に応じたポイントの合計によって優勝が決まる。中野騎手は今月5日に盛岡競馬場で行われた第1ラウンド2戦を1着、2着で2位以下に圧倒的ポイント差をつけていた。「馬との会話を重視しようと、あえて新聞で各馬の位置取りなどを見ないようにしました。どんな馬でも、人がハマれば他人よりいい成績を残せると思っています」と話したセンスは、園田でも光った。

 今日の1戦目、園田10レースはマンテンスマイルで後方2番手からレースを進め、鋭く追い込み勝利。同馬を管理する尾林幸二調教師は「1つでもポイントを稼いでくれたら、と思って見ていましたが、私もビックリしました。さすが若手の有望株やね」と目を丸めた。両手でガッツポーズをしながら検量室前に戻ってきた中野騎手は、この勝利でSJT優勝が確定した。

 それでも本人は冷静に「次も1着目指してがんばります」と話すと、2戦目園田11レースは好スタートから2番手につけ、3〜4コーナーで抜け出し完勝。波乱が起こりやすいジョッキーレースで全4戦を1着、2着、1着、1着と完全連対を果たした。

 昨年、南関東で159勝を挙げ4位だった中野騎手は、平成生まれの25歳。SJT優勝は最年少なだけでなく、獲得ポイントも過去最高をマークした。

「昨年末、腰を痛めた時に外国人騎手の乗り方を研究したことがありましたが、却って良くなかったです。色々迷惑をかけながらも見つけた自分なりの馬への乗り方をしっかりするだけだと思っています。世界の人たちがどんな騎乗をするのか分かりませんが、応援よろしくお願いします」

 衝撃的だったSJTの戦い。夏の札幌でも再び衝撃を与えてほしい。

(取材・文:大恵陽子)

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す