GI馬サトノアレス“斤量54キロ”のなぜ トップは重賞未勝利馬の57キロ/巴賞

2017年06月28日(水) 16:28

昨年の朝日杯FS(GI)勝ち馬・サトノアレスが函館の巴賞(OP)に出走 (c)netkeiba

 昨年の朝日杯FS(GI)の勝ち馬・サトノアレス(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、2日に函館で開催される巴賞(OP)に出走を予定している。

 GI馬にも関わらず背負う斤量が54キロで、実績から見るとかなり軽い印象。一方、トップの斤量を背負うのは“重賞未勝利馬”のスーパームーン(牡8、美浦・藤沢和雄厩舎)で57キロ。斤量差は3キロ差もある。

 なぜここまで軽い斤量になるのか。そこにはJRAが月ごとに細かく設定している3歳馬と古馬との負担重量が関係している。

 6月1週目から3歳馬と古馬の混合戦が始まっているが、3歳馬は古馬に比べ、6月のオープンクラスでは1000m〜2200m未満で4キロ、2200m以上は5キロの斤量が軽減される。仮に先日の宝塚記念(GI)に3歳牡馬が出走していた場合、斤量は5キロマイナスになるので53キロだった。

 巴賞が行われる7月は、1600m〜2200m未満のオープンクラスにおいて4キロ斤量が軽減。それに加え、巴賞の別定条件は3歳52キロ(牝馬は2キロ減)、4歳以上56キロ(牝馬は2キロ減)、収得賞金1600万を超えている馬は1200万円ごとに1キロ増、という条件。

 サトノアレスの収得賞金は4400万円なため、それを巴賞の別定条件に当てはめると2キロ増で、今回の斤量は54キロ。スーパームーンは収得賞金は3700万円のため、1キロ増の57キロとなり、3キロ差の斤量となるわけだ。

 また巴賞にGI馬が出走すること自体も異例で、1986年以降でみると1990年のラッキーゲラン以来、27年振り。鞍上のルメール騎手も今週末がキャリア初の函館騎乗となり、その点も注目だ。

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