チャド・ブラウン厩舎管理馬が、12日のアーリントンパーク開催G1を席巻

2017年08月14日(月) 11:00

 G1アーリントンミリオン(芝10F)をはじめとして3つのG1が施行された、12日にアーリントンパーク(北米イリノイ州)で行われた開催を席巻したのが、チャド・ブラウン厩舎の管理馬たちだった。

 準メインとして行われた牝馬によるG1ビヴァリーディーS(芝9.5F)は、5番人気だったチリ産馬のダシータ(牝6、父スキャットダディ)が優勝。同馬を管理するC・ブラウン師は、15年のワッツザチャンシズ、16年のシーカリシに続き、このレース3連覇を達成。更に、11年にもスタセリタ(ソウルスターリングの母)で制している同師は、このレース歴代最多勝となる4勝目をマークしている。

 ビヴァリーディーSの2着は、ドナブルハ(牝5、父ストームエンブルヤド)とグランジェテ(牝4、父ダンシリ)の2頭が同着となったが、このうちグランジェテはブラウン師の管理馬。更に4着に入ったレイナダバタリア(牝5、父ブロークンヴァウ)もブラウン師の管理馬だった。

 3頭の欧州勢を含む12頭立てで争われた、メイン競走のG1アーリントンミリオンを制したのは、2番人気に推されていたビーチパトロール(牡4、父レモンドロップキッド)。管理するのはこれもチャド・ブラウン師で、アーリントンミリオンが1981年に、ビヴァリーディーSが1987年に創設されて以降、同厩舎の馬が2つのG1を同一年に制したのは、これが史上初めての快挙だった。

(文:合田直弘)

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