キレよりもスタミナ、ディープ産駒苦戦のトライアル/神戸新聞杯展望

2017年09月20日(水) 06:00

ダービー馬レイデオロはここから始動(写真は2017年日本ダービー優勝時、撮影:下野雄規)

 菊花賞に向けての最終トライアル競走。今年は皐月賞馬がセントライト記念から始動したのに対して、ダービー馬はこちらからスタートする。

 神戸新聞杯は阪神の外回りコースをぐるりと一周の2400m戦。この距離で行われるようになってからの過去10年間で、菊花賞3着以内馬のうち約3分の2が神戸新聞杯に出走している。菊花賞への足慣らしとして、最適なステップであることは疑いのないところだろう。

1.スタミナが求められる

 菊花賞へのステップレースにふさわしく、スタミナが問われる一戦。近年1番人気に応えて勝利したのは、オルフェーヴルゴールドシップエピファネイアワンアンドオンリーサトノダイヤモンド。一方で、リアルスティールエイシンフラッシュというキレ味やスピードを持ち味とするタイプは、勝ち切れず2着に敗れている。

2.ディープインパクト産駒が苦戦

 ディープインパクト産駒でここを勝ったのは上記サトノダイヤモンドのみ。そのサトノダイヤモンドも圧倒的に抜けた人気だったことを考えると、馬券を買う上での期待値は依然高くないと言っていいだろう。

3.春の序列は絶対ではない

 過去5年間でダービー出走組がワンツーしたことは1回だけ。昨年は1000万条件を勝って臨んだミッキーロケットが2着して、一昨年は準オープン勝ちのリアファルが勝利。2014年はトーホウジャッカルがタイム差なしの3着、2013年もマジェスティハーツが2着と、近年はダービー不出走馬が確実に上位争いに絡んでいる。


 注目はやはりダービー馬レイデオロ。ここまで5戦4勝、唯一敗れた皐月賞はぶっつけ本番での5着であり、まだ底を見せていないと言っていいだろう。ダービーで自分から早めに動いて押し切ったように、2400mならスタミナの不安はない。現時点での3歳世代では一歩抜けた存在で、この秋の目標も菊花賞ではなくジャパンC。同世代相手の一戦で足踏みは許されない。

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