9/24(日)は中山・阪神の2場開催。天候は2場ともに曇りのち晴れの予報となっている。土曜は芝が稍重、ダートが重だった中山の馬場も回復に向かってくれそうだ。

■いよいよダービー馬が始動、注目の神戸新聞杯
　阪神11Rは上位3頭に菊花賞(GI)の優先出走権が与えられるトライアルレース、神戸新聞杯(GII)。ダービー馬レイデオロがここで秋初戦を迎える。レイデオロが順当に格の違いを見せつけるか、ダービーで敗れたサトノアーサーらが巻き返すか、それとも夏場に連勝してきた上がり馬キセキなどが台頭するか、注目の一戦。

■オールカマーにはGI獲りを目指す古馬が集結
　中山11Rはオールカマー(GII)。1着馬には天皇賞・秋(GI)の優先出走権が与えられる。過去2年の天皇賞・秋で上位争いを演じたステファノス、牡馬相手に重賞3勝のルージュバックなど、悲願のGIタイトル奪取に向けて好スタートを切りたい馬が揃った。

■ダイワスカーレットの娘が中山で初陣
　2008年の有馬記念などGI・4勝を挙げたダイワスカーレットの娘、ダイワメモリー(父ノヴェリスト)が中山5Rの新馬戦でデビューする。母のライバルだったウオッカの仔、タニノフランケルは先週の未勝利で勝ち上がっているが、それに続くことができるか。

■阪神の新馬戦にも注目馬が登場
　阪神5Rの新馬戦では、トーセンブレイヴ(父キングカメハメハ)がC.ルメール騎手鞍上でデビュー。近親にトゥザヴィクトリー、デニムアンドルビー、トゥザグローリーなどがいる良血馬で、2015年のセレクトセール当歳にて1億6740万円で落札された。また、同レースには2016年のセレクトセール1歳にて9396万円で落札されたステイゴールド産駒、エタリオウも出走する。

■藤沢和雄厩舎×ルメール騎手、阪神特別戦で連勝中
　土曜日のききょうSはタワーオブロンドンが圧勝。ソウルスターリングやレイデオロに代表される藤沢和雄厩舎とC.ルメール騎手の「黄金コンビ」に新たな期待馬が誕生した。このコンビは16日の阪神10R・瀬戸内海特別(1000万)でも勝ち星を挙げており、阪神特別戦の出走機会2連勝中。本日は阪神9R・甲東特別にムーンクエイク、10R・ムーンライトHCにラヴィエベール、11R・神戸新聞杯にレイデオロが出走する。さらに連勝を伸ばせるか。

■中山9RはGI・ホープフルSと同条件の芙蓉S
　中山9Rは2歳のオープン特別、芙蓉S(OP)。GIに昇格したホープフルSと同条件で行われるため、今後は注目が高まりそうだ。父ロードカナロア、母トゥザヴィクトリーという良血馬トゥザフロンティアや、札幌2歳S(GIII)で2着に入ったファストアプローチなどが出走する。

■船橋の本田正重騎手、8年ぶりにJRA参戦
　その芙蓉Sに出走する地方馬トーセンブルの鞍上は、船橋の本田正重騎手。同騎手のJRA騎乗は2009年7月以来、8年ぶりとなる。本日はトーセンブルを含め2鞍に騎乗。

■ブエナビスタの娘コロナシオン、4か月ぶりの出走
　阪神7Rの500万下にコロナシオンが出走。2011年のジャパンCなどGI・6勝を挙げたブエナビスタの初仔で、今回は5月27日の500万下(7着)以来のレースとなる。

■阪神3Rに2億円ホース・ジョンドゥが登場
　阪神3Rの未勝利にはジョンドゥが出走する。日本で重賞2勝を挙げ、後にオーストラリアに移籍したトーセンスターダムの全弟という血統で、2014年のセレクトセール当歳にて2億3760万円で落札された。ここで未勝利脱出なるか。

■東西の競馬場でジョッキーフェスティバル
　中山・阪神競馬場で、最終レース終了後にジョッキーフェスティバルが行われる。中山では「古作一丁目マラソン」、阪神では「ジョッキースプリント」が開催予定。その他、チャリティーオークションやトークショーなど、様々なファンとの交流イベントが予定されている。

■盛岡では芝重賞OROカップ
　盛岡競馬場では17時05分(第12R)にOROカップ(M1)が行われる。地方競馬全国交流の芝重賞で、史上初の3連覇を狙う大井のロゾヴァドリナや、芝重賞5勝を誇る地元の大将格サンエイゴールド、昨年の王冠賞(門別H2)の勝ち馬で盛岡芝への適性も見せる北海道のジャストフォファンなどが出走する。