暮れの牝馬ハンデ重賞、穴馬の条件とは/ターコイズS展望

2017年12月13日(水) 06:00

得意の距離に戻り、巻き返しが期待されるエテルナミノル(写真は2016年ユートピアS優勝時、撮影:下野雄規)

 一昨年から重賞にリニューアル。愛知杯の施行時期が年明けに繰り下げられた影響もあり、オープン特別時代よりもメンバーレベルは着実にアップしている。一昨年の勝ち馬シングウィズジョイは翌年のエリザベス女王杯で2着したし、昨年の勝ち馬マジックタイムもマイル重賞で上位常連の強豪だった。

1.GI帰りが強い

 一昨年のシングウィズジョイは11番人気、昨年のマジックタイムは1番人気と、人気面には開きがあったが、両馬はともに前走でGIを走っていたという共通点があった。前走GI組が強いというのは、オープン特別時代から引き継がれている特徴で、過去10年で該当する馬は勝率16.1%、連対率32.3%。

2.前走大敗馬が巻き返す

 昨年の勝ち馬マジックタイムは前走で8着。一昨年は前走10着と16着でワンツーしていて、その前年は前走14着と16着でワンツー。オープン特別時代も含めた過去10年の連対馬20頭のうち、前走掲示板外から巻き返した馬が14頭もいる。ちなみに前走1着馬の連対例はなく、前走2着馬も3例のみ。

3.追い込みは苦戦

 過去10年の勝ち馬のうち8頭は4コーナー4番手以内にいた。昨年は4角13番手のマジックタイムと16番手のレッツゴードンキでワンツーしたが、両馬は牡馬混合の重賞でも好走できる力量馬であり、基本的には追い込みでは苦戦すると考えたい。


 注目はエテルナミノルエリザベス女王杯は11着に敗れたが、2000m以上の距離に使われること自体が初めてであり、むしろ0.7秒差に踏みとどまったことを評価すべきだろう。ここまで全5勝(ダート含む)を挙げている1600-1800mがベスト距離だし、速いペースになりそうもないメンバー構成で早めに動ける脚質。逆転勝利を期待したい。

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