初のマイル戦も問題なし! 安田記念でスワーヴリチャードが買える根拠とは?

2018年06月01日(金) 18:04

今回がマイル初参戦。安田記念のカギを握るスワーヴリチャード。【netkeiba.com】

 東京競馬場5週連続GIの追尾を飾る安田記念がいよいよ今週末に行われる。過去の勝ち馬にはウオッカジャスタウェイロードカナロアモーリスといった錚々たるメンバーが名を連ねる春のマイル王決定戦だが、今年の焦点は“スワーヴリチャードが府中のマイルをこなせるのか”に尽きる。これまで1800m以下で走ったことがなく、しかも前走は2000mの大阪杯。いきなり2Fの距離短縮でマイル戦特有のスピードに対応できるのか、調教Gメン・井内利彰氏は次のように話す。

「東京芝1600mに必要な調教内容。坂路調教によるスピードが求められそうな距離だが、意外にも坂路<トラックというのが安田記念の調教適性。とくに良馬場になるとその傾向は顕著で、昨年の3着以内はすべて最終追いがトラックだった。ただし、トラックでも速い5F時計が求められ、その点で今年のスワーヴリチャードは合格点を与えられる。楽にCWで5F65秒を切るスピードを持っているので、調教内容から安田記念に適性がないとは思えない」

 キャリア浅くして安田記念を制したリアルインパクトや、スプリンターのイメージが強かったロードカナロアですら3歳時にマイル戦を経験しており、安田記念が初のマイル戦となる馬は過去10年でスワーヴリチャードが初になるが、調教面からは太鼓判を押せるというジャッジだ。

 では、スワーヴリチャード以外に「純粋に1週前調教から推せる馬は?」という問いに、良馬場前提という条件ながら、昨秋のマイルCSの覇者・ペルシアンナイトの名を挙げた。

「CWでの時計の出し方は、昨年の優勝馬で厩舎の先輩・サトノアラジンと酷似。池江泰寿厩舎の連覇という可能性は非常に高いと見ている。人気薄ではブラックムーン。あくまで後ろが届く展開になるというペースの助けは必要だが、CWでは速い時計をマークするタイプだし、この中間の豊富な運動量から前走をひと叩きしての上積みも見込める」

 モーリスの引退後、混沌としているマイル路線に終止符を打つ馬は現れるのか? スワーヴリチャードを含め、注目を集める運命のゲートは日曜15時40分に開く。
(取材・文=井内利彰)


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