【函館競馬攻略法】カギを握るのは春の東京、京都開催で好成績を残してきた馬!?

2018年06月16日(土) 18:05

函館では、力の要る馬場を経験してきた馬の台頭に注意したい。【netkeiba.com】

 今日からいよいよ函館開催が始まりました。年に一度の開催であり、馬場や気候面にも特徴があるので楽しみな開催です。まず注目したいのは本州と大きく異なる気候で、芝が洋芝である点です。函館の6月は、本州でいえば春の陽気。函館の6月中旬の最高気温の平均が19℃、関東地方でいえば4月中旬と同じ陽気となります。同時期の東京・阪神開催で日中の気温が30℃前後になることが多いことを考えれば、いかに別世界かというのがわかると思います。

 北海道に遠征する理由はさまざまですが、暑さに弱い馬のことを考え、暑い本州を避けて涼しい北海道に遠征する馬が多いのは事実です。そうした北海道遠征(もしくは滞在)馬では夏の成績ではなく、春もしくは晩冬の成績に着目することが重要になります。つまり、春の中山や東京、京都開催で好成績を残してきた馬が激走馬となり得るのです。レースを気温で捉えるメリットを実感できるのがこの函館開催であり、大きな激走ファクターのひとつとなります。

 馬場でいえば走破タイムが遅く、上がりを要した時計で勝利したことがある馬が台頭してきます。開幕週は例年、本州並みに速いものの、次第に時計がかかっていきます。ひと雨あれば、一気に遅くなるのが洋芝の特徴。近走を速い時計で勝った馬がどうしても人気になりますが、洋芝においては疑ってかかるほうがベターです。

 洋芝のケースではありませんが、近走よりむしろ、1年前の好走歴がカギとなった面白い事例もあります。それは、5月最終週に行われた新設重賞の葵Sです。野芝の成長とDコース替りもあって高速化した馬場で、人気薄のゴールドクイーンラブカンプーが1、2着と大波乱を演出。2頭とも2歳の夏、オール野芝の小倉で1分8秒台の好走歴がありました。得意とする馬場なら、一年越しの一変もあるわけで、馬場読みが非常に重要だという好例です。

 函館の場合は、前述した葵Sとは逆に走破タイムの遅さに視点を替えることが肝心で、函館で未勝利勝ちした後、サッパリ振るわなかった馬が得意な洋芝に戻って大駆けする可能性があるということです。とくに今年は、冬の京都開催が昨秋の長雨の影響で時計を要した競馬が多かったため、この函館開催で好走する可能性は十分です。

 ちなみに、昨年函館で推奨馬が激走した例は大きく3つに分けられ、

【春の成績が直結した例】
函館記念ルミナスウォリアー(5番人気、暖[3-1-1-0]春[2-2-0-3])

【道悪の成績が直結した例】
北海ハンデクラシックエース(6番人気、良/水少[1-0-2-4]、稍重/水多〜重[2-1-0-2]、初勝利と500万2着がいずれも函館で稍重/水多馬場)

【函館巧者が繰り返し好走した例】
駒ケ岳特別トロピカルストーム(9番人気2着)、潮騒S・コパノチャンス(8番人気1着)

 などがあります。

 このように気温と馬場状態に着目するだけで、穴馬(季節馬)の激走を予測することはある程度可能で、とくに今年初の開催となる函館は高配当を仕留める大きなチャンスといえるでしょう。
(文=三宅誠)

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