大阪杯・ダービー卿CT、重賞レース展望・見どころ

2013年03月25日(月) 13:24

大阪杯が今期始動戦のオルフェーヴル、得意の阪神で快走見せるか(写真は2012年ジャパンC、撮影:小金井邦祥)

 今週末、中央競馬の重賞レースは、31日(日)に阪神で2011年のクラシック3冠馬オルフェーヴルが復帰戦を迎える注目の中距離重賞・大阪杯と、中山マイルで毎年波乱含みの名物ハンデ重賞・ダービー卿CTが行われる。各レースに出走を予定している、主な有力馬は以下の通り。

■3/31(日) 大阪杯(4歳上・GII・阪神芝2000m)
 オルフェーヴル(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は、2011年のクラシック3冠馬。昨秋は凱旋門賞で勝利目前の2着、JCでは外枠も響いて3冠牝馬ジェンティルドンナの前にハナ差2着と、不運とも取れる敗戦が続いた。5歳の始動戦は、宝塚記念Vなど重賞3勝を挙げて、最も得意とする阪神コースで確勝を期する構え。

 エイシンフラッシュ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は、昨秋の天皇賞・秋では印象深い強烈なイン突きで復活優勝。年末の有馬記念でも、ゴール前で見せ場を作って4着と力を示した。今年は一昨年3着のこのレースから始動する。

 ヴィルシーナ(牝4、栗東・友道康夫厩舎)は、昨年の牝馬3冠で全て2着。1番人気で迎えたエリザベス女王杯では、極端な道悪にも泣いて2着。結局、重賞5戦連続2着という形で1年を終えた。今回は強豪古馬との初対戦で簡単にはいかないが、上位争いに絡んでヴィクトリアマイルへと向かいたい。

 ダークシャドウ(牡6、美浦・堀宣行厩舎)は、昨秋の天皇賞・JCで連続4着。有馬記念では6着に敗れた。一頃の勢いこそないが、ここへ来ても安定感は失われておらず、一昨年2着したこのレースでの食い込みを狙う。

 ショウナンマイティ(牡5、栗東・梅田智之厩舎)は、久々の京都記念で折り合いを欠いてハナに立つ苦しいレース運びながら、3着と大崩れはしなかった。昨年6番人気ながら、大外一気の末脚で完勝したこのレースで、再び輝けるか。

 その他、日経新春杯中日新聞杯と連続3着のトウカイパラダイス(牡6、栗東・田所秀孝厩舎)や、今年こそは何とか復活したいローズキングダム(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)など、GI級の好メンバーが一堂に集結する注目の一戦。発走は15時35分。

■3/31(日) ダービー卿CT(4歳上・GIII・中山芝1600m)
 ダイワファルコン(牡6、美浦・上原博之厩舎)は、前走・中山記念で逃げたシルポートを捕らえに行ったぶん、最後に甘くなってクビ差2着。それでも、中山巧者ぶりを示すには十分の走りを見せた。ここも引き続き有力視される。

 ドナウブルー(牝5、栗東・石坂正厩舎)は、昨秋のマイルCSで3着とするも、年明け緒戦の東京新聞杯では1番人気10着と惨敗。この馬特有の不安定さを垣間見せる形になった。嵌った際には、牡馬相手にも力強い走りを見せるだけに、虎視眈々と巻き返しを狙う。

 ダイワマッジョーレ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は、距離短縮で挑んだ前走・東京新聞杯では、直線確かな末脚を発揮して2着。今回は荒れ馬場の中山コースで、同じように決め脚を発揮できるかが鍵となる。

 リアルインパクト(牡5、美浦・堀宣行厩舎)は、このところ全く結果を出せない状態が続いている。前走・中山記念では0.5秒差の8着と着差は僅かだけに、朝日杯FSで2着した中山マイルでの復活に賭ける形。

 オリービン(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)は、前走・阪急杯ではハナ争いに加わった面々が壊滅状態の中、最後まで踏ん張り通してロードカナロアの3着と健闘した。ムラ駆けの傾向は否めないが、中山マイルで同様の先行策なら粘り込みのチャンスは十分。

 その他、昨年の覇者でマイル巧者のガルボ(牡6、美浦・清水英克厩舎)、前走・同コースの東風Sでは大外一気の末脚を見せたムクドク(セン7、美浦・加藤征弘厩舎)、中山マイルは4戦3勝のコース巧者ホーカーテンペスト(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)など、実力馬・上り馬が入り混じって大激戦ムードの春の名物ハンデ重賞。発走は15時45分。

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す