ダノンシャークが接戦を制し悲願のGI初V!/マイルCS

2014年11月23日(日) 15:46

道中は中団後方でレースを進めた岩田康誠騎手騎乗のダノンシャークが、一旦先頭に立ったフィエロとの競り合いを制して優勝した

 23日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)が行われ、中団後方でレースを進めた岩田康誠騎手騎乗の8番人気ダノンシャーク(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)が、直線に入って内で馬群を捌きながら脚を伸ばし、中団追走から一旦先頭に立っていた3番人気フィエロ(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)との競り合いに持ち込み、最後は写真判定となったが、これをわずかに制して優勝した。勝ちタイムは1分31秒5(良)。

 ハナ差の2着はフィエロ、さらに1.1/2馬身差の3着は9番人気グランデッツァ(牡5、栗東・平田修厩舎)となった。なお、2番人気トーセンラー(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)はグランデッツァと3/4馬身差の4着、1番人気ミッキーアイル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)は13着に終わった。

 勝ったダノンシャークは、父ディープインパクト母カーラパワーその父Caerleonという血統。昨年の本レースでは1番人気に支持されたものの3着に終わり、それ以降も勝ち星を挙げることができず今年は人気を落としていたが、見事に接戦を制して悲願のGI制覇を果たした。

【勝ち馬プロフィール】
ダノンシャーク(牡6)
騎手:岩田康誠
厩舎:栗東・大久保龍志
父:ディープインパクト
母:カーラパワー
母父:Caerleon
馬主:ダノック
生産者:下河辺牧場
通算成績:29戦7勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2013年京都金杯(GIII)

【勝利ジョッキー・岩田康誠騎手のコメント】
 初騎乗でしたが、お互い呼吸が合って、展開も向いたと思います。道中はスムーズに運べましたし、直線も追い出しを我慢できるだけの余力が残っていたので、あとはダノンシャークを信じてゴールまで追いました。(勝敗は)帰ってくるまでわからなくて、ちょっと負けたかなとも思っていたのですが、勝ってくれました。馬に感謝したいと思います。

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