【皐月賞】(中山)〜ドゥラメンテが末脚一閃でV

ラジオNIKKEI

2015年04月19日(日) 18:14

皐月賞を制したミルコ・デムーロ騎手 (c)netkeiba.com 撮影:下野雄規

中山11Rの皐月賞(3歳GI・芝2000m)は、3番人気ドゥラメンテ(M.デムーロ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒2。1馬身半差の2着に2番人気リアルスティールが、2馬身半差の3着に4番人気キタサンブラックがそれぞれ入線。

ドゥラメンテは美浦・堀宣行厩舎の3歳牡馬で、父キングカメハメハ母アドマイヤグルーヴ(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は5戦3勝となった。

レース後のコメント
1着 ドゥラメンテ(M.デムーロ騎手)
「ありがとうございます。追い切りの動きもよく、乗りやすい馬ですが、4コーナーだけ困りました。初めての右回りでテンションも高く、馬がびっくりしたようです。この馬は乗りやすく何でもできる馬ですが、テンションの高さだけは課題です。今日は勝つことができて本当によかった。うれしいです」

2着 リアルスティール(福永祐一騎手)
キタサンブラックの後ろで、終始余裕のあるなかでレースを進められました。口向きなど変なところはありませんでした。ただ、うまくいきすぎた感じがあります。先頭の馬がもっとがんばるかなと思いましたが、早めに先頭に立ってしまい、並ぶ間もなく交わされて、完敗でした。勝ちにいく競馬をして負けたので、現時点での力は出せたのではないでしょうか。まだこれからの馬ですし、スタートのセンスのよさを生かして、次は距離がさらに長くなりますが、上手に走ってくれるでしょう」

3着 キタサンブラック(浜中俊騎手)
「行く馬がいなければ逃げようと思っていましたが、行く馬がいたので、それを見ながら行きました。スプリングSのようなスムーズな流れでした。しかし、上位とは決め手の差が出ました」

4着 ブライトエンブレム(田辺裕信騎手)
「イメージ通りの競馬で初めて内を縫って伸びてきましたが、切れ味では分が悪いです。東京なら直線が長い分、余裕を持って乗れますからね。今日はゲート内でもおとなしかったですし、折り合いもつきました。いい感じに成長していると思います」

6着 サトノクラウン(C.ルメール騎手)
「道中はうまくリズムに乗れました。しかし、4コーナーで動きたかったときに他の馬に押される感じになって、大外を回る形になってしまいました。そこで勝つチャンスを失ってしまいました。とてもいいパフォーマンスを見せてくれると思っていただけに残念です。ダービーの舞台は向いていると思うので、次こそはいいパフォーマンスを見せたいです」

7着 ミュゼエイリアン(柴山雄一騎手)
「道中は折り合いがついて、脚をためることができました。しかし、4コーナーでリアルスティールが動いたときに離されてしまいました。ついていければよかったのですが......」

8着 ダノンリバティ(岩田康誠騎手)
「末脚に賭けるレースをしましたが、力みがありましたし、うまく運べませんでした」

10着 コメート(嘉藤貴行騎手)
「好位で折り合いました。自分の競馬はできていますが、前に行った馬にはきつい展開になりました」

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