【JRA】モズスーパーフレア武豊騎手「逃げ切りは至難だが、スタイルを変えるつもりはない」/高松宮記念共同会見

2019年3月20日(水) 14:01

戦法について「迷いはないです」と語ったモズスーパーフレアの武豊騎手(撮影:花岡貴子)

モズスーパーフレアに騎乗予定の武豊騎手

――これまで騎乗されて感じたこの馬の長所は?
武豊 やはりスピードですね。スタートが速いですし前半のスピードに乗るまでの距離が短いですね。

――まだ4歳馬ですが、気性は?
武豊 非常に大人しいですよ。素直ですし扱いやすい。ジョッキーからすると乗りやすいタイプです。

――カーバンクルSなどで騎乗されていますが、この馬のペースについてはどのように感じますか?
武豊 少し速いな、とは思いますけれども。その分、気分よく走らせてあげれば最後まで頑張ってくれるかな、というのはあります。ただ、中山でしたからね。ある程度速いペースでいっていても残りやすい。中山のときはそういう気持ちがあります。

――今回は中京コースですが、そのあたりは?
武豊 中京は直線が長いですし、乗っていて感じるのはなかなか逃げ切るのは難しい…ですよね。

――それでも戦法は変わらず?
武豊 そうですね。レースなのでどうなるかわからないですし、他の馬も先手を取りに行く馬がいるかもしれないですけど。自分のスタイルがはっきりしている馬なので、迷いはないです。

――そうなると枠順はある程度、内のほうがいいのでしょうか?
武豊 そうですね。ある程度、内のほうが欲しいですね。

――そういったことを踏まえて、改めて中京コースについては?
武豊 結構タフな芝ですし、直線もあって、坂もあって。坂を上がってからも距離がありますから。なかなか高松宮記念を逃げ切るというのは、かなり至難だとは思うんです。かといって、スタイルを変えるつもりはない。期待はしています。

――マークされる立場になるのでは?
武豊 そうでしょうね。おそらく他のジョッキーも僕の馬に速さがあるのかな、と思っているとは思いますし。そこは僕が考えてもしょうがないですからね(笑)。まぁ、マークというのはあまり…逆にマークさせるというのも。結構、(この馬のペースに)ついてきた馬が残れていないというのがこの馬の場合ありますから。

――ご自身50歳初のGIであり、フェブラリーSからの連勝というあたりも気になります。
武豊 まぁ、50歳というのはどうもないですけど(笑)、こうやってチャンスのある馬で挑めますし、このチャンスを生かしたいという気持ちはあります。

――最後にファンの方へメッセージを。
武豊 ここにきて馬が充実しているみたいですし、この馬にとっては1200mのGIというのが目標なので。全力で挑みたいですね。

(取材・文:花岡貴子)

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