丹内騎手がトラストで初めてのダービー参戦

2017年05月26日(金) 21:32 0 0

デビュー14年目の丹内祐次騎手(31)=美浦・フリー=が、トラスト(牡3歳、栗東・中村均厩舎)とのコンビで、初めて日本ダービー(5月28日、東京・芝2400メートル)に挑む。「14年目にして初めて騎乗できるのうれしいです。なかなか乗りたくてもチャンスがなかったので関係者には感謝しています」と満面の笑みを浮かべた。

 騎乗依頼を受けたのは17日。関係者と会食していた時だった。「テンションが上がりすぎて、思わず酒が進んでしまいました」と苦笑い。これまでG1に騎乗したのは11年天皇賞・春(コスモメドウ=競走中止)、16年菊花賞(コスモジャーベ=16着)の2度だけ(2年目の05年朝日杯FSは騎乗予定だったスロクハイネスが出走取消)。それだけに喜びは計り知れなかった。

 減量騎手時代だった3年目の2006年、右上腕部の骨折で10か月の休養したため、復帰後に騎乗馬が激減した。その焦りから無理がたたって、再び半年の休養を強いられた。「あれからずっとつらい日々だった」。そんな丹内騎手に手を差し伸べたのは、トラストの馬主である岡田繁幸氏だった。

 トラストとは3走前の毎日杯(5着)以来のコンビとなる。「毎日杯は相手も強かったけど、大きく負けていない。精神的に大人になって、昔よりすごく乗りやすくなっている。落ち着いて走れば距離は持つと思う。ダービーは岡田繁幸社長の悲願。何とか恩返しをしたい」。人気はなくても、丹内騎手の意気込みは人一倍強い。

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