浜中俊騎手/安田記念 Part3『本当にすごい馬と出会えました』

2014年06月05日(木) 12:00

◆4キロのアドバンテージは大きい

 夏を越え、秋に古馬と対決するのがセオリーの3歳馬たち。安田記念挑戦は、ミッキーアイルが4頭目となる。唯一結果を出しているのは、2011年のリアルインパクトのみだ。

「NHKマイルCの前から、『勝ったら安田記念』という話でした。ここまでゆったりとしたローテーションで来ているし、当然使った上積みというのもあると思います。さすがに古馬が相手ですし、今までみたいなメンバーではないので、現状どれだけやれるかというチャレンジャーの気持ちです。大きなことは言えないですけど、今後古馬と戦うのは必然ですから、ちょっと時期は早いですけど、今後が楽しみになるようなレースをしてくれたらと思います」

 今年の安田記念は、世界一のレーティングを誇るジャスタウェイ、マイラーズCで復活を果たしたワールドエース、昨年のマイルCSを制したトーセンラー、昨年この舞台でロードカナロアの2着だったショウナンマイティなど、バラエティ豊かなメンバーが揃った。間違いなく、例年以上の超豪華メンバーと言えるだろう。

「ものすごく豪華ですよね。ジャスタウェイをはじめ、後ろから差して来る馬がけっこういる中で、前に行くミッキーアイルもいて。いいレースになると思います。相手はかなり強いですが、4キロのアドバンテージは大きいと思います」

浜中俊騎手

▲浜中「4キロのアドバンテージは大きいです」

 浜中の言葉通り、安田記念を勝った時のリアルインパクトは、普段とは違う先行策を取り、4キロのアドバンテージを活かして快挙を成し遂げた。逃げ馬であるミッキーアイルも、斤量の恩恵を最大限に活かせるのではないだろうか。

「逃げ馬で4キロというのは大きいですよ。・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

netkeiba特派員

GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。

関連情報

新着コラム

コラムを探す