【注目ルーキー】荻野極騎手(2)『武豊さんの絶妙の逃げ、本当に感激しました』

2016年08月17日(水) 18:00

今週は“ビッグな初勝利”を振り返っていただきます

荻野ジョッキーの初勝利は、デビューから1か月後の4月10日。15番人気のタガノインペーロでの勝利で、単勝4万3390円という超高配当。新人騎手の初勝利としては、史上最高配当でした。今週はこのビッグな勝利を振り返っていただきます。さらに「逃げ」で好走していることが多い荻野ジョッキーですが、「逃げ」へのこだわりはあるのでしょうか。また、自身が思う今の課題なども語っていただきました。

(取材・文/大薮喬介)


競っていた松田先輩がゴールしてすぐに「おめでとう」と

――小倉に移動してのデビュー2日目、最初のレースで5着でしたね。(※3月6日小倉3R・3歳未勝利 テーオーバーキン 5着)

荻野 自厩舎の馬だったのですが、小倉だったので早めに動いていきました。ただ、コーナリングや初歩的なミスなどがあって、今だったらもっと上手く乗れたと思います。

――少しフラフラする場面がありました。

荻野 操縦が安定していなかったですし、まだ馬を完全に御しきれていなくて…。周りの方々にも迷惑をかけてしまったので、早く技術を上達しなければと思いましたし、先輩たちとの差を痛感させられました。

――デビューから1か月後の4月10日に待望の初勝利を挙げましたね。15番人気のタガノインペーロに騎乗していて、単勝4万3390円という超高配当。新人騎手の初勝利としては、史上最高配当でした。

荻野 人気は気にしていませんでしたが、うれしかったです(笑)。馬が強かったですね。

――タガノインペーロには、攻め馬などで乗られていたんですか?

荻野 いえ、テン乗りでした。(タガノインペーロを管理する)五十嵐先生も「思い切って乗っていい」とおっしゃっていただけたので・・・

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