2016年10月25日(火) 18:01
▲菊2着・レインボーラインの可能性と、セントウルSで逃げの戦術を取った理由を告白
先週の菊花賞では、またしてもレインボーラインが頑張ってくれた。
最終的に9番人気という評価だったが、返し馬でのクッションの利いた走りにいつにない躍動感を感じ、内心「これは十分上位に食い込めるチャンスがあるな」と、大きな期待を胸にゲートに着いた。
最近、スタートにやや不安がある馬なので、その後の展開は「好スタートを切った場合」と「半馬身程度、遅れた場合」の2パターンを想定。前者であれば、「サトノダイヤモンドより前に付け、機を見て内に潜り込む」、後者なら「スタート後、すぐに内に進路を取り、サトノかディーマジェスティの後ろに付ける」という展開を描いていた。
普通にスタートを切ると、馬が横並びになっているため、しばらくは枠なりに進まざるを得ないが、少し遅らせることで、すぐに内に切り込めるメリットが生まれる。結果的に後者となり、ディーマジェスティとレッドエルディストの後ろを確保することができた。
このレースのポイントとなったのは・・・
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2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。
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