【勝負の2年目】菊沢一樹騎手(3)『荻野極騎手の証言“同期で一番探求熱心です”』

2017年02月22日(水) 18:01

荻野極騎手が「菊沢は、同期の中で一番探求熱心です」とおっしゃっていましたがその徹底ぶりとは…

以前、同期の荻野極騎手に出演していただいた際、「菊沢は、同期の中で一番探求熱心です」とおっしゃっていました。まさにその通りの人物で、レース前の準備も徹底しています!

(取材・文/大薮喬介)


失敗こそが一番の近道

――レース前に心がけていることはありますか?

菊沢 毎週のことだと、自分が騎乗するレースの出走メンバーを研究しています。相手のレースも見て、スタートしてどのくらい行けるかなどを出馬表が出てから予想して、それから新聞と照らし合わせて、どういう隊列になるかを考えます。あとは、自分のコンディションが万全でないと、いざレースの時に体が動かない場合があるので、硬くなりやすい箇所を入念にストレッチしたり、レース前はあまり胃に残らないような物を選んで食べたりしています。今はそういったレースに行くまでの準備を大切にしていますね。

――それはデビュー時から行っていることなんですか?

菊沢 それが…デビューした頃は好きな物を食べて、ストレッチもせずにそのまま競馬に行っていました(苦笑)。でも、それではダメだということがわかりましたから、先輩方のやり方を学びながら、自分もコンディションを整えるようになりましたね。今はそれをルーティンにするよう心がけています。マイアミ・マーリンズのイチロー選手が好きで、結構本を読んだんですよ。あのイチロー選手でさえ、失敗したことが何度かあるみたいで、“失敗こそが一番の近道”ということを本で書かれていたんですね。今でも自分が試していることに対して不安になることもあるんですが・・・

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