遅れてきた大物ファンディーナ ソウルの天下を脅かす可能性/吉田竜作マル秘週報

2017年03月08日(水) 18:00


◆“桜花賞への最後の切符”を狙う「遅れてきた大物」

 ひと昔前は3月を迎えると、当コラムの話題も3歳馬から2歳馬へとシフトしていったものだが、ご存じの通り、若駒をめぐる環境はかなり変化している。

 記者がこの世界に入った20年前は、まだ冬の名残が感じられる中でも「この2歳馬で(夏の)函館に行くんだ」という言葉が飛び交うほど、即戦力候補がトレセンへ入キュウしていたものだが、今や「調教師免許の更新の面接で“あなたのところは出走回数が少ないようですが”と聞かれる」(某調教師)時代。時間をかけて2歳馬を調教する余裕はないのが実情だ。

 北海道やトレセン近郊の育成牧場でギリギリまで仕上げてもらって、レースが近くなってから入キュウするのは、もはや“定石”。美浦では数頭がゲート試験をパスしたようだが、栗東ではいまだに入キュウ馬はいない。というわけで、2歳馬の話題もないわけではないが、もうしばらくお待ちいただきたい。

 もっとも今回はそうした事情とは別に、・・・

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