2017年03月14日(火) 18:01
▲カデナで勝利した弥生賞を回顧。レース内容、皐月賞に向けての課題とは
復帰週となった3月1週目は、病み上がりにもかかわらず土日で13鞍の騎乗依頼をいただき、日曜のメイン・弥生賞で勝利を挙げることができた。幸い、ケガをした左肘が痛むこともなく、自分としても一安心。改めて、ベストな治療を施してくれた医療チーム、そして食事面から最適なアプローチしてくれた妻に対し、感謝の気持ちが募った。
さて、百日草特別からコンビを組んでいるカデナだが、追い切りに騎乗したのは今回の弥生賞が初めて。追い切りでの感触としては、正直、体のキレに多少物足りなさを感じたが、中竹調教師いわく「先を見据えた作り」とのことで、ある意味、狙い通りの仕上がりといえた。
「強く追ったのも実質1本だけだし、一度使ってからだろうな」。そんな思いでレースを当日を迎えたが、パドックで目にしたカデナは太目感のないスッキリとした体つき(前走から増減なし)で、返し馬の動きも実に素軽く、「これは思った以上に動けるかもしれない」と期待が高まった。・・・
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2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。
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