【怪我からの復帰】小崎綾也騎手(1)『長い騎手人生を考えて“再手術”という決断』

2017年03月22日(水) 18:01

今回は落馬負傷から復帰した小崎綾也ジョッキーの登場です

2015年の4月に落馬負傷し、8カ月にも及ぶ休養を余儀なくされた小崎綾也騎手。同年の年末に復帰を果たし、そこから約半年間騎乗を続けましたが、患部の状態が思わしくないということで、昨年6月、再手術に踏み切りました。半年間の休養を経て、年明けに満を持して復帰。今年は早くも7勝と、充実ぶりを見せつけています。第1回目となる今回は、久々の騎乗と勝利の喜び、そして再手術に至るまでの経緯を述懐。3年目に直面した苦悩の日々に迫ります。

(取材・文/森カオル)


一度流れを断ち切ってでも、完全な状態で再スタートを切りたかった

──年明けからレースに復帰し、今年は早くも7勝。まずは無事に復帰されたことに安堵しました。

小崎 ありがとうございます。久しぶりにレースで馬に乗って、馬に乗れることの素晴らしさを実感しました。たっぷり半年間のブランクがありましたからね。

──1月22日の京都3Rで復帰後初勝利(ベルエスメラルダ6番人気1着)。7馬身の圧勝でしたね。

小崎 もう本当に嬉しかったです。レースで乗ったのは初めてだったんですが、自厩舎の馬だったのでいろいろわかっている部分もあって、余計に喜びが増しました。しかも2連勝してくれましたからね。いや〜、嬉しかったですね。そのひと言に尽きます。

──復帰後26戦目での勝利となりましたが、焦りはありませんでしたか?

小崎 うまく乗れなかったレースも多くて、勝つことの難しさは感じていましたが、焦りはそれほどなかったです。今回の休養は、万全の状態でレースに乗るために自分で選択した休養でもあったので。

──2015年に骨折した箇所の再手術をされたとか。どういった経緯があったんですか?

小崎 一昨年の4月に左足の下腿(かたい)骨を骨折して(4月12日・福島9Rで落馬)、12月に復帰したんですが・・・

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