【新人一番星】川又賢治騎手(最終回)『大親友との約束“二人でダービーの舞台に立ちたいね”』

2017年05月03日(水) 18:01

最終回となる今回も、川又騎手の素顔をたっぷりとお届けします

現在、師匠である森先生の指示で、厩舎の2階に住んでいるという川又騎手。今の時代、とても珍しいことですが、そんな状況も粛々と受け入れ、日々精進している様子からは、川又騎手の芯の強さが伝わってきます。大親友・坂井瑠星騎手との関係性においても、彼ならではの徹底したルールが! 最終回となる今回も、川又騎手の素顔をたっぷりとお届けします。

(取材・文/森カオル)


キャラ解放は、もっと自信がついてから

──川又騎手は現在、厩舎の2階に住んでいらっしゃるとか。今の時代だとかなり珍しいですよね。それは先生の指示で?

川又 そうです。それこそ今の時代、何かとSNSに上げられてしまったりするじゃないですか。その点、厩舎に住んでいれば遊びにも行きませんし、とりあえず20歳になるまではということで(今年11月に20歳に)。実際、夜も飼い葉をつけたり、ボロを取ったり、仕事はたくさんあるんですよ。

──それにしても、最初は「何で俺だけ…」とは思いませんでしたか?

川又 それはまったく思いませんでした。競馬の世界のことを全然知らなかったので、単純にそういうものなのかなと。それに、わからないながらも、森先生の指示は絶対だということは最初から感じていたので。

──ちなみに、厩舎ではどんな毎日を送っていらっしゃるんですか?

川又 今は6時乗りなので3時くらいに起きて(取材時)、厩舎の方が出てくる前に作業をするための道具などを準備します。それから厩舎作業を手伝って、馬装をして、調教に乗って・・・

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