女傑ウオッカの4番子タニノフランケル

2017年06月14日(水) 12:00

アメリカンツイスト(牡 美浦・中舘英二 父ストロングリターン、母エアウイングス)

 半きょうだいにウイングレット(父タイキシャトル/05年中山牝馬S-GIII)、エオリアンハープ(父キングカメハメハ/12年中山牝馬S-GIII・3着)、エクスプロイト(父コマンダーインチーフ/06年目黒記念-GII・6着)などがいる。出走した10頭のきょうだいのうち8頭が勝ち上がっている。母エアウイングスは阪神牝馬特別(GII)の勝ち馬。その全兄には宝塚記念(GI)2着のサンデーブランチがいる。本馬の父ストロングリターンは安田記念(GI)と京王杯SC(GII)の勝ち馬で、今年の2歳世代が初年度産駒。サンデーサイレンスを含まない血統構成なので、本馬のように父サンデーサイレンスの繁殖牝馬と好相性を示すだろう。Nijinsky 4×4、母方にあるSecretariatも好ましい。本馬は母が21歳時の産駒だが、活力のある牝系に属しており、なおかつ配合的な完成度が高いので期待できる。芝向きのマイラーだろう。

アーデルワイゼ(牝 栗東・池添学 父エイシンフラッシュ、母アーデルハイト)・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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